みうみま&ひな黄金世代 1 早田ひな  謙虚で大人 コメント力抜群の安定感 | 名古屋の鈴木のブログ

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 みうみまのことは小さい頃から見ているので、ある程度、知っているが、早田ひなのことは情報が少なかった。
今回の世界卓球を見て早田のことが見えてきた。
そして3人を比較してみると、この黄金世代3人は文字通り、奇跡の3人だとわかってくる。どういうことか書いていこう。
 まず早田ひなから。
 ちょっと不思議に思っていたことがあった。オリンピックのリザーヴ・補欠兼サポーター。東京オリンピックのとき、早田はその立場だった。平野美宇ちゃんは、その前のオリンピック・リオデジャネイロオリンピックではサポーターだった。どん底から這い上がっていく平野美宇劇場のスタートとして、マスコミはおおきく取り上げた。実際、美宇ちゃんは8年かけて成長とともに夢を実現していった。
東京オリンピックでの早田もあのときの美宇ちゃんのように、ここからスタートなのかなと思ったものだが、なぜか、早田のおっかけ取材は低調だった。なぜだっただろうか。
 早田はあのときの心境を楽しかったと語った。シングルス出場できた伊藤美誠ちゃん、石川佳純さん、団体戦要員の平田美宇ちゃん、3人に対し、憎悪も嫉妬もなかった、リスペクトの感情しかないと言った。もとおり、実力がないから選ばれなかったんだし、後ろからついていければいいだけ。みうみまに対しても感謝しかなく、もし2人がいなかったら自分はこんなにも強くなれていないと自認しているのだ。
 悔しいという感情を顔に出しやすい美宇ちゃんに比べて淡々と見える・・・ほんとは負けず嫌いは人一倍だろうけど・・・顔に出さず、笑顔で球拾いしている早田の姿は、テレビ局側のプロデューサーからすれば、画にならないものだったろう。だからだと思う。追っかけ取材がイマイチだったのは。
でも、早田はその後、どんどん強くなってみうみまを超えて、世界ランキングも堂々5位まで上がった。早田なりのドラマはあったはずだ。
 謙虚で控えめな性格は世界卓球大会会場でも表れる。どんなに圧勝してもガッツポーズもしなく、相手に対して深々とお辞儀する姿は卓球仲間としてどんな相手でもリスペクトする姿勢を変えない、一本通った芯の強さを見る。
 今回の世界卓球では、特に誰がリーダーかは決めてないと思うが、試合後のインタビューでの発言を見ても、もっともリーダーらしく俯瞰的にとらえながらうまくまとめたコメントが多かった。責任感も強いところもよくわかる。
早田を見てると、みうみま2人のマイペースぶりが大きく見えて、その分、早田は大人に見える。一番落ち着いていて安定感ある卓球を続ける早田ひな。
 そこらへんが早田の特徴である。対してみうみまは・・・
      つづく