日本選手権2023、女子シングル・フリースケーティングがおこなわれ、結果は、優勝 坂本花織、2位 千葉百音、3位 島田麻央(ジュニア)、以下、上薗恋奈(ジュニア)、三原舞依、渡辺倫果、吉田陽菜の順となった。
坂本、貫録の3連覇だった。ジャンプはすべて完璧、スピンは最後のがレベル3だった以外、ステップ含めてレベル4だった。GOEも高い加点がほとんど。後半のトリプルフリップトリプルトーループはなんと2.12点も加点された。2点台だなんてびっくり! ほとんどの選手が0点台なのが、坂本は1点台2点台なんだから、得点がぐんぐん伸びるはずだ。
演技構成点も3項目すべて9点台後半、トップレベルの芸術性を誇る。
これらにより、フリーの得点は驚異の154.34。他の選手が120点台130点台だったから、会場の驚き声は大きかった。
総合得点は233.12点。国内の大会は甘めになる傾向があるので単純には比較できないが、230点台なら、世界選手権など主要重要国際大会で十分、戦える。ハイレベルな戦いになっても勝てる。
この日の午前中の練習では、ジャンプが不調だったそうで、「2連覇中の世界女王がいまさら重圧だの言ってておかしいんじゃないの!」と中野園子コーチから叱られた。人目をはばからず泣きじゃくる坂本。周囲は・・・初めて見た人はびっくりするのだが、実は、毎回行われる2人のルーティンなのだそうだ。
しばらくして落ち着くと、坂本は表情を引き締めていつもの坂本にもどった。そうやっておくと、不思議に本番では実力が発揮されるのだ。
信頼関係厚い中野コーチとの関係性。それこそが、最終的に坂本の精神力を支えてくれる原動力なのだ