「ハイジ」の原作を読みましょう | 名古屋の鈴木のブログ

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今回はまやちゃんとは関係なく、テレビ番組のPR。

 NHK放送「100分de名著」で、現在、ハイジを放送中。全4回のうち、すでに2回終わってしまった。私も第1回を見逃した。
 ハイジとは、もちろん、「アルプスの少女ハイジ」の原作。アニメーションのハイジを思い浮かべる方が多いと思うが(ズイヨーエンタープライズ制作「アルプスの少女ハイジ」1974年)、それは高畑勲氏、宮崎駿氏、小田部羊一氏のゴールデントリオが生んだオリジナル作品だ。原作とはほとんど違うもの。特に主題・テーマ、世界観がまったく違う。ちなみに、高畑勲さんも宮崎駿さんもまだ監督と言われていない普通のアニメーターだった頃だ。そう、朝ドラ「なつぞら」のヒロイン・奥原なつ(広瀬すず)の目指しているアニメーターだ。小田部さんは「なつぞら」のスタッフに入っていらっしゃる(アニメの時代考証担当)。
 原作をまだ読んでない方はぜひ、読んでみてほしい。私は、まさにアニメのハイジのリアル世代なのだが、原作も平行して読んだ。読む度に新しい発見があって、読書の魅力・繰り返し読むことの楽しさを教えてくれた名著。今回の番組を見て、改めてテーマ的に昇華できると期待している。前回、紹介した「赤毛のアン」同様に。
まだ読んでない方は、本当は、番組は見ない方が良い。まずはそのまま読んでいただいて、読後に感じた自分の感性を大事にして、それから番組を見ることをお勧めする。(番組は角川文庫の関・阿部コンビの訳の本を推薦)
 アニメのハイジとは違う、もっと奥深いテーマを内包している、子どもだけでなく、大人にこそ読んでいただきたい作品なのだ。
 なお、朗読は安達祐実ちゃん。これも嬉しい人選だ。プロデューサーさん、ナイス! グッドアイデア~! あっぱれ~!(笑)

 

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