最近、平成生まれ平成育ちの若者で(つまり10代20代ということ。平成30年なので。わかりやすぃ!)、昭和の歌にハマっている人が急増中だという話題を聞いた。若者たちが気に入っている理由は、
「歌詞がストレート」
「とっても歌いやすいし、歌詞もわかりやすい」
「共感できます。なんか懐かしいんです、不思議と」
というものだ。
『いい日旅立ち』をまやちゃんはBS日テレ「歌え!昭和のベストテン」で歌ったが、私は最近、山口百恵さんのベストアルバム(2枚組全34曲)を久しぶりに聴いていた。
カラオケでよく選ばれる『秋桜』、『プレイバックpart2』、『いい日旅立ち』などの他、『青い果実』や『ひと夏の経験』、『イミテーションゴールド』、『乙女座 宮』、『しなやかに歌って』、『さよならの向こう側』などなど、名曲がとても多い百恵さん。
改めて歌詞を眺め作詞者作曲者を確認してみると新鮮。
百恵さんのデビュー近く若い頃の作品は、恋にひたすら走る女の子を描いた・・・深読みすればどんどん妖艶な大人だけの世界に落ちていく・・・なんともきわどい表現の作品が多い。『ひと夏の経験』はもちろん、デビュー曲の『としごろ』、『青い果実』、『禁じられた遊び』、『春風のいたずら』、『冬の色』、『湖の決心』、『夏ひらく青春』などがこのタイプの歌詞。これらすべて、作詞は千家和也氏、作曲は都倉俊一氏というコンビだった。
エロスがほとばしる曲の数々、当時、小学生や幼稚園児が意味もわからず大きな声で歌って親たちが戸惑い、無理やり歌うことを禁じた歌ばかりだ。マンガ「ちびまる子ちゃん」は作者のさくらももこ先生の当時の経験をもとに描いたエッセー漫画だが、その中でも、百恵ちゃんファンだった先生(まるちゃん)が『ひと夏の経験』を歌って母親から「やめなさい!」と怒られる場面が出てくる。それほど、子どもたちにも口ずさみやすいメロディばかりだった
つづく