最近すっかり遠のいていて 申し訳ございません。
コロナ禍やら、年老いた親の介護やら、そして葬儀やらで、私事ながらいろいろあったもので、鉄活動や「撮影に出撃!」などとはやや距離をおいた時間をすごしておりました。
私事なので、ここで書くべきか迷いましたが、かさねてお詫びするとともに現況報告といたします。
さて、昨年11月ごろから試運転が始まったと思われるE131系。千葉県内ローカルのホープとなるべき新製車両です。(短いですが・・・。)
最初のころは夜間が多かったと思われる試運転でしたが、昨年12月の中頃からは日中にもたまに見かけるようになりました。ずっと、あるいは高頻度で沿線を見ていたわけではありませんので、どこまで把握しているかはこころもとないです。
内房線を木更津から下ってきたと思われる2両編成を、安房鴨川駅留置線で見かけて撮影できたのは 12月17日でした。↓
2020.12.17(木) 11時半ごろ
安房鴨川の5番で。R06編成 クモハE131-6+クハE130-6→木更津方
向きからして、幕張→木更津→安房鴨川、と走行してきた模様。当時木更津で乗務員研修に供されていた編成かと思われます。
房総の海の波をデザインしたといわれる水玉模様。113系の全面デザインを踏襲しているような配色とカタチ。
乗務員ドアの上は、モニターに車体サイドの画像を写す監視カメラでしょう。
北関東ほかの寒冷地ではおなじみのドア開閉ボタン。
単線での交換待ちで、寒風吹き渡る寒い車内・・・というのは少し改善されるかな。
ローカルが209系の4ドアに置き換えられたときに、本来はつけておくべきものでしたね。
左側6番は、233M(千葉 7:10発→安房鴨川 9:17着)の南側の4両を切り離した209系4連。
折り返しは 鴨川17:43発の290Mの南側に増結されます。
このような運用(安房鴨川での209系増解結)は3月改正で無くなるもよう。
右側の3番線にいる209系は 10:52着3131M→折り返し 12:02発の3128M 4連。館山~安房鴨川間ハタオリ運用の209系です。現在は4連と6連の2本が行ったり来たりしていますが、これら 館山~安房鴨川間ローカルはすべてE131系の2連にとって代わられます。
なお、この安房鴨川5番線は、そもそも E257系5連の日中の停留位置です。安房鴨川11:56着の1055M(わかしお5号)ですが、そのE257系が4番線に停留位置を変更している日には、E131系の試運転日で5番線にE131系が入る日なのだろうな、と予測できました。(有効長は4番=11両、5番=8または6両で短い)
1月になると、E131系を2本つないだ4両編成が1番線に停車している日もあり、そのときは外房線→内房線 の直通試運転がおこなわれていたようです。
ところで、さる2月25日に3月改正の時刻表が発売されました。
E131系の運用、充当列車がどうなるのか気になるので、ダイヤを描いてみました↓。
上から順に、木更津-館山-安房鴨川-勝浦-大原-上総一ノ宮-千葉。
青線=E131系、赤線=特急(君津以北のさざなみ は省略)、ピンク=臨時特急、
黒の細線=209系(関連の一部のみ記載)
内房線の末端区間(千倉~安房鴨川)へ入線するのは全部E131系です。したがって、木更津~上総一ノ宮間を直通する列車はE131系とわかります。列車番号は 安房鴨川を境に相手方に乗り入れると下2ケタがー1となります。これら直通列車はみな3000番台を命名。
朝方に南側から上って上総湊で209系(比較すると長編成)に乗り継ぐ列車が2本あります。上総湊7:39終着と同8:37終着です。その折り返しで、上総湊8:15始発の2129Mと9:00始発の2131Mがあり、折り返しにそれぞれ36分、23分上総湊に停車しています。島式ホームの片側を長く占拠しますが、上り側の接続列車は短時間で折り返します。
内房・外房ともに千葉まで直通する列車(朝夕のみ)は209系で確定です。増解結もほとんど無さそう。問題は、木更津~館山や館山~千倉間の区間列車、外房線では上総一ノ宮~大原、同~勝浦、同~安房鴨川の区間列車がどれだけE131化されるか?
ダイヤを見ると以下のようになると思われます。
2121M(館山4:58→千倉)・・・E131系
2157M(木更津20:20→館山)・・・E131系
2159M(木更津21:49→館山)・・・E131系
2120M(千倉5:15→木更津)・・・E131系
2128M(館山9:40→木更津)・・・E131系
2150M(館山20:55→木更津)・・・E131系
221M(安房小湊6:04→安房鴨川)・・209系。現行では8連です。
223M(上総一ノ宮6:04→安房鴨川)・・209系。現行ではこちらも8連です。
2229M(上総一ノ宮7:22→安房鴨川)・・E131系。
2231M(上総一ノ宮8:03→安房鴨川)・・E131系。
2233M(上総一ノ宮9:23→安房鴨川)・・E131系。
2249M(上総一ノ宮17:51→安房鴨川)・・E131系。
2253M(上総一ノ宮20:21→大原)・・E131系。
2255M(上総一ノ宮21:11→勝浦)・・E131系。
226M(勝浦5:27→上総一ノ宮)・・209系。
2222M(大原7:26→.上総一ノ宮)・・E131系。
2226M(安房鴨川9:18→.上総一ノ宮)・・E131系。
2228M(安房鴨川10:33→上総一ノ宮)・・E131系。
2248M(安房鴨川19:34→上総一ノ宮)・・E131系。
となります。要するに2000番台がみな E131系、となります。3000番台(内~外直通列車)もそう。
朝夕のみにある 南部から千葉への直通列車以外はことごとくE131系化されます。
線区ごとに普通列車をまとめてみます。鹿島線については次回にて。
▲内房線----千葉発着は209系、夜間に一部E233系なのは変わらないかと思われます。これは現行では君津・木更津から千葉への往復が2往復あり、1126M~1129M(千葉22:03発)、1134M~1137M(千葉23:50発)です。
木更津以南の区間列車は、新規の外房線直通を含めて全部E131系となります。上総湊から南部へ折り返すもの、木更津~館山、館山~千倉、保田~上総一ノ宮間などいろいろありますがすべてE131系のようです。
▲外房線-----千葉発着は209系、内房線にある夜間の京葉線E233による普通列車は、外房線では東京行きとなります(現行誉田発の4834Y、上総一ノ宮発の5036Y、同5128Yの3本)。
区間列車では、茂原で南側へ折り返す普通列車は設定されませんでした。
上総一ノ宮で南側へ折り返すものはほぼE131ですが、内房線と異なるのは、一部に209系(現行では8両編成)が1運用残ること。該当は 勝浦5:27発 226M→上総一ノ宮6:04発 223M→安房鴨川7:14発 244M→9:03千葉)です。これ以外の上総一ノ宮以南のみ運転の区間列車は全部E131系。
また、5月末までの土休日に臨時普通が設定されました。短編成ばかりとなって混雑が予想されるからか、上総一ノ宮→勝浦に3本(上総一ノ宮発9:13、10:19、11:22)と勝浦発15:26の千葉行きで、上りの方は272Mの延長です。これらは余ってくる209系使用と思われます。
なお、幕張からのE131系の送込み回送ですが、運用中の編成の向きを考慮して、幕張⇔木更津間でのみやり取りが行われるものと思われ、結果、通常では上総一ノ宮~蘇我間にはE131系は入線しないのではないか、と思われます。
E131系の充当列車本数は予想よりも多く、鹿島線へも2本使用することから、2本を連結した4両編成は、仕業検査分の編成を出動させないかぎりむずかしいのではないか?と思えます。
もし定期に4両編成が予定されているならば、改正日に発売される「千葉支社時刻表」でわかるはずですので、期待して待ちましょう。また、混雑対応で編成増強が必要なことがあれば、一部の運用を209系が代行して、浮いたE131系2連を使って4両とすることがあるかもしれません。実際、君津近く、上総一ノ宮近く、あるいは通学生が集中する区間で混雑が懸念される列車もありそうです。
これらをもとに各地でのE131系の停泊は何本か?をみてみます。
木更津=2本(これは1,または2本が幕張から回送で木更津へ。2本ともなら併結した4連で回送されてくるのでしょう。空いている時間帯に4連で営業するのは多分ないでしょう。木更津~千葉間に2000番台の列番は1本もありませんので。
館山=2本。このうち1本は 平日の早朝に限り、館山6時前の発車で保田へ回送され、折り返し上総一ノ宮行きの3125M(通学列車)になります。
安房鴨川=1本。内房線から到着する2155M→翌日の2122Mです。
上総一ノ宮=1本。21:45着の3250M→翌日の7:22発2229M安房鴨川行きへ。
大原=1本。20:38着の2253M。
勝浦=1本。21:43着の2255M。
なお、朝に勝浦発のE131系は無く、大原発が7:09発の3227M と7:26発の2222Mとで2本あります。従って、勝浦→大原 の回送が早朝か夜間にあると思われます。夜間に回送される場合、勝浦=0本、大原=2本、となります。
結構ハードな運用ですが、内房・外房関係で8本使用、となりました。鹿島線関係で2本使用、検査予備が2本、といったところでしょう。
(以下、3月6日に追記です)
コメントをmizuhoさんから頂いたとおり、館山駅に掲出の駅時刻表に両数の掲示があるようです。
また。ほかにM氏からも情報をいただきありがとうございました。
それらの情報を総合してみると、
① ダイヤ改正での内房線の本来の運用では、ワンマンの4両が2往復と、非ワンマンの4両が2往復の合計4往復の4両編成がある。非ワンマンの4両は209系を使うのではないでしょうか。そうでないとE131系が足りません。
② ただし、改正日の3月13日から4月4日までは変運用が設定されていて、それが上記で私が予測した全部 E131系による2両編成によるものらしい。多分、コロナ禍だったり、通学生が少ないという理由による、いわば春休みダイヤによる両数減少なのだと思われます。
ツイッター画像をお借りしました↓
館山駅掲出の改正ダイヤでの時刻表です。
4且4日(日)までの春休みダイヤで、「2両ワンマンで運転する日がございます」という該当日には、E131系が2両ばかりで多くの列車に充当され、それが私の予想に一致してきます。
そして、4且5日(月)からは、209系が「非ワンマン4両」の列車に充当され、それが
●木更津21:49 2159M→22:50 館山→▲(ヨ)→館山4:58 2121M→5:10千倉5:15 2120M→6:40木更津6:47 2127M→8:52安房鴨川9:40 2130M→12:03木更津→▲入区 の2往復5本の列車
そして、これにて浮いたE131系2両を増結にまわして、通学生の多い列車を含む運用に充当されます。該当の増結E131系4両(4両ワンマン)は
●木更津5:07 2123M→7:12安房鴨川 7:18 2124M→8:37上総湊9:00 2131M→10:21安房鴨川10:58 2132M→13:04木更津→▲入区 (2両を切り離して、残る2両で 木更津13:19発の3141M上総一ノ宮行きへ続く)
いずれの運用(合計4往復)とも、4月5日以降の土休日(通学生が無い日)にはワンマン2両になります。
以上、予想の3月6日追記でした。さてどうなるのでしょうか。
次回、鹿島線運用を見てみます。