今年も早いもので、もう7月に入り、2011年も後半に突入です。
7月といえば房総では、かつては夏季ダイヤに変更され、にぎわったものでした。
だいたい、7月第3週の週末(土曜から、後には金曜からの年も)から8月のお盆の週の終わりの日曜までの、ほぼ37日間(=5週+2日、カレンダーによっては、30日間(4週+2日の年も)くらいの期間が夏季ダイヤに変更になり、大幅な増発がおこなわれたものでした。
そんな、夏季ダイヤ期間中のS48年7月、クモハ73形を撮っていたある日、突然な夕立に遭った中での安房鴨川での入換え作業です。
s48年7月21日(土)、この年は夏季ダイヤは7月14日(土)~8月19日(日)までの5週間、37日間でした。
クハ79先頭の方が多かった72系6両編成ですが、クモハ73形を見かけたので安房鴨川駅へ撮りに来ていました。・・・が夕立に見舞われました。
2番線には 15:46発の6032Mわかしお5号 東京行き(東京着17:53) を待つ乗客が並んでいますが、皆さん雨やどりで、ホーム屋根の下にかたまって待っています。
15時30分、6番線に止まっていたマリ3編成の183系9連がこちらに転線の為に進んできました。この編成、新宿7:15発 6031Mわかしお1号→安房鴨川9:42着 で下ってきた編成ですが、夏季ダイヤ中は千倉の3番線へ一時疎開されて、折り返しで安房鴨川へ戻ってきたものです。通常期はこの回送はありませんでしたが、夏季は折返しで電留線がいっぱいになるので、臨時回送が設定されていました。
こちら側9号車 クハ183-5・・・・・どうでもいいですが、今渡っているY字ポイント、逆カントのようで、6番線に出入りするときにはヘンな傾きが生じます。
マリ3編成6032M が2番線に据え付けられたあと、3番線からお目当てのクモハ73 151先頭のツヌ207編成が引き出されてきました。雨に煙って、向うの山並みはすっかり見えなくなっています。
このツヌ207、館山から15:25に着いた9735Mで、この館山~安房鴨川間の往復運用には、外房線からやって来た72系が使われており、奇数方が館山を向いています。
ツヌ207の偶数方はクハ79でした。両者とも、行き先表示の箱が前面に付いていますので、もと南武線車だったでしょうか?総武線緩行・常磐線・横浜線・阪和線・東海道山陽緩行線などから72系が千葉地区に流れてきていました。
この画像だと、雨にうたれる感じがわかります。車体色濃いので。
踏切を遮断しての転線、ゆっくりと5番電留線へと移動してゆきます。クモハ73 151、この重そうな、ごつごつした野武士のような顔が結構好きでした。前面 下の行き先表示箱には、ごくまれに行先板を入れている編成もありましたが、多くの編成はこのように運転室内に白いボードをぶら下げたり、立てかけたりでした。
向こうに見える183系は、17:08発の6034Mわかしお6号 東京行き 東京着19:19
15:43頃、9735Mの72系は電留線で休憩に入ります。15:46発の6032Mわかしお5号 マリ3 は発車直前。
あと40分後くらいに、ここで165系「みさき」「なぎさ」の交換がありますが、夕立のため、この日は退散。。。
ちなみに、今はこの位置は設備やらフェンスができて、立ち入りは出来なくなっています。