いま大事なこと | 天気屋おっかさん劇場 第弐幕

天気屋おっかさん劇場 第弐幕

3人の子育てもひと段落 
ライター&さしえ作家のアラフィフかあさん
ゆるりきままな日常つれづれ日記

昨日は、午前中副業のほうでおしごとでした。

ある著名なコラムニストの方の講演会取材。

こちらに来られる時にはいつも雨だそうで…。

いっそ改名しようか…なんて、笑わせていました。


ゆったり物静かなしゃべりで、会場の150人のお客さんは真剣にお話に聞き行っています。

時々、冗談も交えながらの楽しいお話。

そのたびに会場がわき、素敵な一体感が生まれていました。


今の時代、環境問題から経済状況から少子化の問題から…いろいろな問題が日常的にあるけれど、それを変えていけるのは、男性ではなく身の丈の社会で生活している女性の力なんだというようなお話。

女性の感受性は男性にないものがあるので、ぜひ発揮できる機会を増やしてほしいといったようなメッセージ。


気づけば巨大社会になってしまった現代、手が届きそうで届かないことがたくさんありますが、最後には個人個人の身の丈に合った生き方ができればよいのです。


近所づきあいももっとあって、気軽に声かけあえる仲の人がたくさんいた時代。

振り返ればついこないだの事のようですが、意外と遠い昔のことになっているみたい。


私が子育てをしている時代からすでに言われていたことでした。

長女が今年で20歳ですから、そのころから近所づきあいが希薄になりつつあるといわれ始めていました。


でも、まだ今ほどインターネットが普及していなかったですから、リアルで友達を作ることが当たり前でした。

社宅でもお隣さんが時々調味料を借りに来たり、夕ご飯のおかずが余ったからとおすそ分けしてくれていました。


最近もそういう関係があることはあります。

今住んでいるマンションでも、フィーリングが合うご家庭は何件かいらっしゃいます。

先日のブログにも書きましたが、私がイベントをご紹介して、それに参加してくれた方。お土産をわざわざ届けてくれて、報告してくれました。その気持ちがとっても嬉しい。

でも、反対に全くかかわりがないお宅も実は多い。

入居の時から挨拶もされず、どんな方が住んでいるのかも知らない。

駐車場も隣なんですが、あっても無視。

0か100か…そんな感じです。


子どもたちも入居者の入れ替わりがあるごとに、付き合いが希薄になってきたのを肌で感じていたようで、子どもから挨拶をしても挨拶を返してくれない大人に対して怒りと疑問でプンプン怒っていたことがありました。最近では徐々にそういう人も世の中にはいるのだとわかってきて、少しずつ冷めてきているようです。


こういうことを変えていけるのは、実は男の人より女の人のような気がします。

だけど、変な話・・・、挨拶をしない主婦がふえているのも事実。

男の人のほうが営業チックにでもみずからすすんで挨拶をしてくれる確率が高いです。

それでも挨拶をしてくれるのだから、気持ちが良いものです。


大人気ない大人が増えているのでしょうか。

息子の言葉「大人のくせに、挨拶を返してくれないってあの人なんなん?」がよぎります。


身の丈に合った社会に生きることが大事と講演で話されていました。でも、その身の丈さえ生かすことができない大人が増えているのは悲しいことです。

いくら仕事ができて、会社ではえらい役職がついている方でも、地域でひとりの人として生きていくことができるのか。

勉強ができても、生活力がない、社会性がない子はだめ…という子育ての理想になんとなく似ているような気がします。

子どもに言うより先に、自分事を改めて確認したほうがよいのかな~と思いました。


経済発展より、人と人とのつながりの大切さ。

今以上の物を求めるのもいいけれど、本当に大切なのは何かを考えるほうが先のような気がしてなりません。

視点を変えてのお話に、つくづく納得した時間でした。



さて…この講演会の内容をこれから原稿におこします。

しめきりいつだっけな~???また、忙しい時期に重なりそうで…ちょっと心配しています(笑)

でもメインの仕事では味わえない、達成感があるので頑張りま~す♪