【再読】 Robert Sabuda『Alice’s Adventures in Wonderland』 Little Simon
今日も『不思議の国のアリス』です。
仕掛け絵本で有名なロバート・サブダ氏による、飛び出す絵本版になります。
こちらは洋書版ですが、大日本絵画から翻訳版も出ています。
以下、内容についての記載あり。未読の方はご注意ください。
文章は全て英語。レベルは中三〜高校くらいでしょうか。文法はともかく、単語自体はそこまで難しいものは使われていません。ストーリーを知っている人であれば、単語を拾って感覚で読み進めることができると思います。
中身はこんな感じ。
こちらは白ウサギの家でアリスが巨大化してしまった場面です。作中でもとりわけ仕掛け絵本映えするシーンでした。
立体感が良い感じです。
左の小ページはアオムシさんですね。
どのページも色鮮やかで、左右の小ページにはワクワクするようなギミックが満載です。
色遣いが派手なせいか、全体的に原作とは少し雰囲気が違いますが、こちらはこちらでまた違ったワンダーランド感があって良いです。どちらかというとディズニーアニメのアリスの雰囲気に近いかもしれません。華やかでどぎつい感じです。
そう考えると、原作のテニエル氏の挿絵はかなり繊細ですよね。
ちなみに、原作者・キャロルによる挿絵はちょっと狂気的で、見ていると不安になるタイプの絵です。あくまで個人的な感想ですが。興味がある方はぜひ調べてみて下さい。
それでは、短いですが今日はこの辺で。
翻訳版はこちら