【再読】 中村徹『悪魔の辞典』 遊泳舎
本日二冊目の投稿です。
小説ではないのですが、ふと目についたので読み返してみました。
表紙デザインがお洒落で気に入っています。
五十音順の、通常の国語辞典とおなじつくりになっていますが、「捻くれ者の著者が書いた辞典」ですので内容は偏見だらけです。
著作権が心配ですが、少しだけ引用を。
『オリンピック:四年に一度開催される製薬業界の見本市』
『喫煙者:寿命を削って税金を払う愛国者』
『ビニール傘:雨が降ると簡単に主人を変える蝙蝠野郎』
など、日常的な言葉が偏見と皮肉なユーモアで再定義されているのが特徴的です。私はこういうセンス、好きですよ。
挿絵が多いので絵本のような感覚で読むことができます。その挿絵がまた、可愛らしい。
サイズは小さめですが、単行本かつ気合の入った表紙デザインのため本体1600円+税と少々お高めです。ですがそれだけの価値は十分にありました。装丁が本当に好みなので、本棚ではなく机に、インテリアとして置いています。
私は原案であるビアスの『悪魔の辞典』は未読なので、そちらも折を見て読んでみたいと思っています。
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おやつメモ
はじめて書籍以外のことも書いてみます。
本日のティータイム。
アールグレイとウエハース。Loackerのクワドラティーニ、バニラ味です。
こちらのメーカーのウエハースはどのフレーバーも美味しいので、好んでよく食べています。
じわっと舌に染み渡るような甘さが無糖の紅茶とよく合います。
もう少し上手に写真を撮ることができれば良かったのですが、難しいですね。
スマートフォンのカメラで写真を撮るのは苦手なもので、普段から避けていましたが、ブログのためにもこれから少しずつ練習していこうと思います。
それでは。