「ちゃんとしなきゃ!」をやめれば二度と散らからない部屋になる

 

「ちゃんとしなきゃ!」をやめれば二度と散らからない部屋になる

の本文見本です↓↓

 

こちらは、2020/9/2発売の

【「ちゃんとしなきゃ!」をやめれば 

二度と散らからない部屋になる】

本文見本になります。




【はじめに】

この本は「元片付けられない人間」だった著者が、自身の経験から、
「どうしたら、大雑把な人が片付けられるようになるのか」
「どうしたら、片付いた状態を維持できるようになるのか」

を書いた本です。

世の中には、様々な収納術を紹介した記事や本がたくさん存在します。
百均やホームセンターに行けば、片付けに役立つ様々なグッズが簡単に手に入ります。
しかしいざそれらを買い揃えて片付けてみても、片付いていたのは最初の数日間だけで、しばらくしたらリバウンドしてしまった…、という経験をした人も多いのではないでしょうか。

「私は結局、片付けられない人間なのだろうか…」と思った人は、そうではありません。
あなたが片付けられない原因はズバリ、「自分の性格に合った片付け方をしていないから」です。

私も長い間片付けられない人間だったのでよく分かるのですが、片付けられない人は、片付けが元々得意な人や、几帳面な性格の人が行っている片付け方を、そのまま真似して片付けようとしてしまいがちなのです。

私もかつて、おしゃれなインテリア雑誌や片付けの本を読んでは、
「ふむふむ、この収納具を使えば片付くんだな」
「雑誌をこうやって並べると、素敵な部屋を演出できるんだな」
と、色々と真似をして片付けようとしていました。
しかし真似をして片付けた数日後には、どの収納具に何を入れたか分からなくなってしまったし、並べた雑貨はうっかり倒してそのままホコリまみれになってしまい、素敵な部屋の実現どころか物が増えた分、前よりももっと散らかった部屋になってしまっただけでした。

そう、大雑把な性格で片付けが苦手な人間こと「大雑把民(おおざっぱみん)」な私たちは片付けにおける「普通」ができないのです。

収納具にはどこに何を入れたのか覚えているのが、普通。
飾った物はキレイに保てるのが、普通。
普通。普通。普通。

いくらそれが普通と言われても、大雑把民には几帳面な人の真似はできないのです。

私たち大雑把民に必要なのは「几帳面になる努力ではなく、大雑把でも片付いていられる工夫」です。
雑誌を参考にして片付けても、片付け上手な家族に部屋を片付けてもらっても、数日でリバウンドしてしまうのは「自分の性格や生活に合った片付け方になっていないから」です。

これから私が紹介していく片付け方法の中には「こんなやり方でいいの?」というものも出てくるかと思いますが、それがあなたにとって苦がなく続けられるものであれば、その方法はあなたにとって正解なのです。
逆に「これは私の性格では続かないな」と思ったら、その方法がいくら世間で言われている正しい方法であっても、あなたにとっては不正解なのです。

他人が正解としている片付け方に自分を合わせるのではなく、自分の性格や生活に合う片付け方を、自分で選んで実行することが大切なのです。

この本でご紹介していく片付け方法が、二度と散らからない部屋を作るための参考になったら、嬉しく思います。


----------(中略)----------


【新たな収納具は、買わない】

さて、いよいよ実際に片付けをはじめるわけですが、

「よーし、これからは生まれ変わった気持ちで片付けをするぞ!」

とテンションが上がった時に、片付けられない人ほどやってしまいがちなことは「新たな収納具を購入する」ですが、これは絶対にしてはいけません。
要らない物を徹底的に手放して、本当に必要な物の総量が分かるまでは、どこにどれくらいの大きさの収納が必要か、判断することはできないのです。

片付ける前の段階で新しい収納具をあれこれ買うと、いざ要らない物を徹底的に手放した後に、
「せっかく事前に収納具を買ったのに、入れる物がなくなった…」
「片付けていくうちに予想と違うレイアウトになったので、必要な収納具の種類はこれじゃなかった…」
という、「先に買った収納具そのものが、不用品になる」という事態が起きてしまうのです。

そもそも、片付いていない部屋の中には山のように「収納具」が眠っています。

私が初めて本格的に片付けた時に、部屋からたくさん出てきた不用品のトップに「収納具」がありました。
百均で購入した可愛いケースの数々、雑貨屋で買ったおしゃれなカゴ、組み立て式のスチールラックなど、山のように収納具が出てきましたが、片付けが終わった時には、物が大幅に減ったせいで収納する物が何もなく、再利用ができた収納具は半分もありませんでした。

このような事態を避けるためには、片付けが完全に終わるまでは新しい収納具を買わず、原則的に「紙袋」「ビニール袋」「ブックエンド」「靴の空箱」「前からあった収納具」など、すでに家にある物を利用して、仮の収納を行います。

これなら前から家にあった物なので「新しい収納具を買ったけどいらなかった」などということがありませんし、それらで仮収納を行いつつ全部片づけが終わった後、ちゃんとした収納具をゆっくり選んで入れ替えることができるので、収納具選びが失敗しにくくなります。

ちなみに私は、片付けを完了させた後も、人から見えない場所は仮収納として使用していた空箱や紙袋を使用していますが、まったく不便はありません。
片付ける前は「せっかく片付けるのだから、収納具は見える所から見えない所まで、全部おしゃれな物に一新しよう!」と燃えていましたが、そのままでも快適に生活ができることが分かると、片付け前の勇んでいた気持ちはいつの間にかしずまっていました。

片付け前に、使うかどうか分からない収納具を購入して無駄にしないように、まずはすでにある物を使って片付ける、そして収納具を買い足したり買い直したりするのは片付けが終わった後で、を心がけましょう。

----------(中略)----------



【手放せ、と何度も言う理由】

この本の中で、繰り返し何度も目にする言葉、それは「手放す」だと思います。

SNSなどの、片付けが苦手な人の書き込みで
「片付けの本を読んでいたら手放せ手放せばかりで、嫌な気分」
「捨てたくない人だっている。何でも手放せという人とは価値観が違う」
という意見を見かけることがあります。

私が「手放す」について様々な角度でしつこく語るのは「物が少ない方が管理が楽なので、片付けを維持しやすいから」という理由ももちろんあります。
しかし、それと同じくらい大切な理由は、かつての自分がそうだったのでよくわかるのですが、片付けが苦手な人の中には、「要らない物を徹底的に手放してください」と言われても、どれが要る物でどれが要らない物なのかを判断できない、という人もいるからです。
だからいくら要らない物を手放せと言われても、「いつか使うから」「まだ使えるから」という曖昧な理由で物を抱え込んでしまい、頑張ってるはずなのに何故か手放せないし片付かない、と苦しんでしまうのです。

「手放す基準」を自然に体得する人もいるのですが、長い間片付けができなかった人は、「手放す基準」を具体的に提示されてはじめてピンと来る、ということもあるのです。

この本も含め、世の中にある様々な片付け方や手放す基準はあくまで「提案」であって「強制」ではありません。
「管理しきれないから物を減らしたい、でも何を基準に手放していいか分からない」という人に向けた「こういう基準で手放すというのはどう?」という提案なので、その中で自分がピンと来た手放す基準を採り入れてみてください。

物は少ない方がたしかに管理は楽ですが、物をたくさん持ちたい人、極力持ちたくない人、どの程度物を持つことが幸せなのかは人によって違います。
要らない物を自分の納得する基準で手放し、本当に必要な物を適切に管理していきましょう。


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以上、本文見本になります。

目次は以下です!↓

 

 
 

 

 

 

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