【naggy日記】名残の花 友と歩いた道
先日、幼なじみが住む町を訪ねました。
彼女が今住んでいるのは、古い建物が多く残る風情ある町。
旧所名跡が多く、たくさんの方が観光に訪れるそう。
桜が見事な公園があるので、のんびりと散歩する事に。
桜の大木が、見事に咲き誇っていました。
風がなくとも、はらはらと少しずつ舞い落ちる花びら…
ふと見上げると、枝にまん丸な緑の塊が。
正体は宿り木(やどりぎ)と、友が教えてくれました。
ヤドリギというと、クリスマス飾りに使われるので、
西洋のイメージがあったのですが…
帰宅後色々調べてみると、古くから和歌などにも詠まれており、
源氏物語の宇治十帖の巻の名前のひとつにもなっている、と知りました。
学校の通学路を共に歩いた旧友とは、今の話、昔の話、共通の友人の話…
と、途切れることのない楽しい会話。
ついつい時の経つのも忘れてしまいました。
「今日は遠いところをありがとう。今度は遊びにいくからね。」
そう言って笑った友の顔。
また明日、と手を振って毎日一緒に通学していた頃と変わらぬ笑顔に、
心が温かくなりました。
今年の桜は、いつもの年より温かい色をしているな…
と思っていたけれど、気のせいではないのかもしれないな。
きれいな景色やとりたてて珍しいところはないけれど、
居心地だけはよくしておくから。
いつでも遊びにきてね、心の友よ。
photo by MISHAGRAPHICA & naggy
彼女が今住んでいるのは、古い建物が多く残る風情ある町。
旧所名跡が多く、たくさんの方が観光に訪れるそう。
桜が見事な公園があるので、のんびりと散歩する事に。
桜の大木が、見事に咲き誇っていました。
風がなくとも、はらはらと少しずつ舞い落ちる花びら…
ふと見上げると、枝にまん丸な緑の塊が。
正体は宿り木(やどりぎ)と、友が教えてくれました。
ヤドリギというと、クリスマス飾りに使われるので、
西洋のイメージがあったのですが…
帰宅後色々調べてみると、古くから和歌などにも詠まれており、
源氏物語の宇治十帖の巻の名前のひとつにもなっている、と知りました。
学校の通学路を共に歩いた旧友とは、今の話、昔の話、共通の友人の話…
と、途切れることのない楽しい会話。
ついつい時の経つのも忘れてしまいました。
「今日は遠いところをありがとう。今度は遊びにいくからね。」
そう言って笑った友の顔。
また明日、と手を振って毎日一緒に通学していた頃と変わらぬ笑顔に、
心が温かくなりました。
今年の桜は、いつもの年より温かい色をしているな…
と思っていたけれど、気のせいではないのかもしれないな。
きれいな景色やとりたてて珍しいところはないけれど、
居心地だけはよくしておくから。
いつでも遊びにきてね、心の友よ。
photo by MISHAGRAPHICA & naggy
【naggy日記】春の夕 … しゃぼん玉
先週のはげしい春の嵐には、本当にびっくりしました。
そして、冬に逆戻りしたかと思うほど冷える日も…
しかし、日差しは少しずつでも春らしくなり、季節の移ろいを感じます。
いつもの散歩コースの川辺の道も、いつのまにか伸びた芥子菜が、
黄色い花を咲かせています。
なじみのカルガモさんたちも、水温む春の川では、心なしかスイスイと
スピードアップしているよう。
散歩からの帰り道、近所の子供たちが楽しげに、
しゃぼん玉で遊んでいました。
明日は始業式かな。忘れ物のないようにね。
満開の桜の元で始まる、新しい1年。
期待いっぱい、ワクワク心が弾んだなぁ…
ふわふわと浮かぶしゃぼん玉を見ていたら、
フレッシュな気分のお裾分けをいただきました。
photo by naggy
そして、冬に逆戻りしたかと思うほど冷える日も…
しかし、日差しは少しずつでも春らしくなり、季節の移ろいを感じます。
いつもの散歩コースの川辺の道も、いつのまにか伸びた芥子菜が、
黄色い花を咲かせています。
なじみのカルガモさんたちも、水温む春の川では、心なしかスイスイと
スピードアップしているよう。
散歩からの帰り道、近所の子供たちが楽しげに、
しゃぼん玉で遊んでいました。
明日は始業式かな。忘れ物のないようにね。
満開の桜の元で始まる、新しい1年。
期待いっぱい、ワクワク心が弾んだなぁ…
ふわふわと浮かぶしゃぼん玉を見ていたら、
フレッシュな気分のお裾分けをいただきました。
photo by naggy
【野菜のイラスト】泉州玉ねぎ
昨日から、4月。新年度、新学期…スタートの季節です。
私も、何か始めようと思い、2月に開催した『MISHAGRAPHICA EXPO』で
皆様にご好評いただいた『なにわやさかい なにわ野菜カード』、
このブログでもご紹介させていただこうと思います。
大阪で古くから育てられ、親しまれてきた大阪野菜のイラストレーションに、
ユーモラスな姿に見合った大阪弁の副題をつけています。
記念すべき第一回目は…
先月末に終了となった朝のテレビドラマの舞台ともなった
大阪泉州地域の代表的な野菜です。
【泉州玉葱/せんしゅうたまねぎ】
ボケとツッコミ
「日焼けしたんか?皮むけてんで」「なんでやねん!」
別名「刺身玉葱」とも呼ばれる泉州玉葱。瑞々しく独特な甘みがあり、
生食に向くことから、そう呼ばれるようになったそう。
明治時代に、アメリカ人から譲り受けた玉ねぎから栽培がスタート。
盛んに栽培され、昭和初期には日本一の産地になったこともあります。
今でも稲作の裏作として栽培されています。
「なにわ特産品」に選定され、根強い人気のブランド野菜です。
夏の間、玉ねぎを吊るして保存しておくための「玉ねぎ小屋」は、
泉州地方の風物でもあります。
現在の栽培地:泉南地域
収穫時期:4月から6月
特徴:水分が多く甘みがあり柔らかい。生食に向く。
essay & illustration by naggy
<参考>
大阪市ホームページ 『大阪市なにわの伝統野菜』
大阪府ホームページ 『なにわの伝統野菜』
大阪府環境農林水産総合研究所 食の安全研究部ホームページ
大阪府泉州農と緑の総合事務所ホームページ
近畿農政局ホームページ
まるごと泉州ホームページ
JA全農青果センター株式会社ホームページ
『なにわ野菜-割烹指南-』 上野修三 著
『地方野菜大全』 タキイ種苗(株)出版部 編
『からだにおいしい野菜便利帳 伝統野菜・全国名物マップ』 高橋書店編集部 編
私も、何か始めようと思い、2月に開催した『MISHAGRAPHICA EXPO』で
皆様にご好評いただいた『なにわやさかい なにわ野菜カード』、
このブログでもご紹介させていただこうと思います。
大阪で古くから育てられ、親しまれてきた大阪野菜のイラストレーションに、
ユーモラスな姿に見合った大阪弁の副題をつけています。
記念すべき第一回目は…
先月末に終了となった朝のテレビドラマの舞台ともなった
大阪泉州地域の代表的な野菜です。
【泉州玉葱/せんしゅうたまねぎ】
ボケとツッコミ
「日焼けしたんか?皮むけてんで」「なんでやねん!」
別名「刺身玉葱」とも呼ばれる泉州玉葱。瑞々しく独特な甘みがあり、
生食に向くことから、そう呼ばれるようになったそう。
明治時代に、アメリカ人から譲り受けた玉ねぎから栽培がスタート。
盛んに栽培され、昭和初期には日本一の産地になったこともあります。
今でも稲作の裏作として栽培されています。
「なにわ特産品」に選定され、根強い人気のブランド野菜です。
夏の間、玉ねぎを吊るして保存しておくための「玉ねぎ小屋」は、
泉州地方の風物でもあります。
現在の栽培地:泉南地域
収穫時期:4月から6月
特徴:水分が多く甘みがあり柔らかい。生食に向く。
essay & illustration by naggy
<参考>
大阪市ホームページ 『大阪市なにわの伝統野菜』
大阪府ホームページ 『なにわの伝統野菜』
大阪府環境農林水産総合研究所 食の安全研究部ホームページ
大阪府泉州農と緑の総合事務所ホームページ
近畿農政局ホームページ
まるごと泉州ホームページ
JA全農青果センター株式会社ホームページ
『なにわ野菜-割烹指南-』 上野修三 著
『地方野菜大全』 タキイ種苗(株)出版部 編
『からだにおいしい野菜便利帳 伝統野菜・全国名物マップ』 高橋書店編集部 編










