【naggy日記】名残の花 友と歩いた道 | naggy(なぎぃ)の木

【naggy日記】名残の花 友と歩いた道

先日、幼なじみが住む町を訪ねました。
彼女が今住んでいるのは、古い建物が多く残る風情ある町。

naggy(なぎぃ)の木-120416naggy1














旧所名跡が多く、たくさんの方が観光に訪れるそう。
桜が見事な公園があるので、のんびりと散歩する事に。

桜の大木が、見事に咲き誇っていました。

naggy(なぎぃ)の木-120416naggy2


















風がなくとも、はらはらと少しずつ舞い落ちる花びら…
ふと見上げると、枝にまん丸な緑の塊が。

正体は宿り木(やどりぎ)と、友が教えてくれました。
ヤドリギというと、クリスマス飾りに使われるので、
西洋のイメージがあったのですが…

帰宅後色々調べてみると、古くから和歌などにも詠まれており、
源氏物語の宇治十帖の巻の名前のひとつにもなっている、と知りました。

naggy(なぎぃ)の木-120416naggy3


















学校の通学路を共に歩いた旧友とは、今の話、昔の話、共通の友人の話…
と、途切れることのない楽しい会話。
ついつい時の経つのも忘れてしまいました。

naggy(なぎぃ)の木-120416naggy4














「今日は遠いところをありがとう。今度は遊びにいくからね。」
そう言って笑った友の顔。
また明日、と手を振って毎日一緒に通学していた頃と変わらぬ笑顔に、
心が温かくなりました。

naggy(なぎぃ)の木-120416naggy5


















今年の桜は、いつもの年より温かい色をしているな…
と思っていたけれど、気のせいではないのかもしれないな。

naggy(なぎぃ)の木-120416naggy6














きれいな景色やとりたてて珍しいところはないけれど、
居心地だけはよくしておくから。
いつでも遊びにきてね、心の友よ。
photo by MISHAGRAPHICA & naggy