梅雨も明けいよいよ盛夏です。
そうです。
あの楽しみな季節がやって来ました。
そう、『ほん怖』
ただ今年もテレビ番組の放映は秋みたいですね。
最近は怖いことも起こらずネタ切れ気味です。
そんなことでまた古い話で恐縮ですが、今から30数年前の話です。
ほんの少しだけ怖い話、『ほん怖』を始めます。
その頃の私は東京都の公務員をしており多摩地区のH市の賃貸アパートに住んでいました。
当時の私はまだ釣りにどっぷりはまる前でした。
当時はまっていたのは麻雀、学生時代の仲間とアパートに集まり徹マンと言うのが週末のパターンでした。
ある土曜日の晩のこと、
その日もいつものように学生時代のクラブの仲間のO、T、さらに私の学部の仲間のKと私の部屋で麻雀をする予定でした。
その日はKがしばらく遅れて来るということで先に集まった三人は飲みながら待っていました。
当時の私の部屋は賃貸アパートの二階、間取りは2Kと言うのでしょうか。
玄関を入ると4.5畳の和室、その東隣に6畳の和室、6畳の北隣に3畳ほどのキッチン、キッチンの両隣にお風呂とトイレと言う間取りでした。
みんなで飲む時は6畳と4.5畳を開け放ち広く取って飲んでいました。
6畳とキッチンは柄入りのすりガラスの引戸で仕切られていました。
22時頃でしょうか。
飲みながら談笑していると気がついたことがあります。
ガラス戸の向こうのキッチンが明るいのです。
キッチンには天井の蛍光灯と、流し台の前の窓上にある蛍光灯、二ヶ所の灯りがあります。
ここに転居してから半年ほどになりますが、流し台の灯りは壊れていて今まで点いたことがなかったんです。
蛍光灯のタマ切れではなく故障していたということです。
点灯させるために引っ張る紐すら切れて無くなっていました。
当時の私は料理はほとんどしなかったんです。
車通勤でしたから朝はコンビニか牛丼屋の朝定、昼は勤務先で、夜は地元のスナックで食べさせてもらってました。
だから流し台の電気が点かなくても困らなかったんです。
話を戻します。
恐る恐るガラス戸を開けて確認すると点いているのはやはり故障しているはずの流し台の灯りでした。
誰もスイッチを入れた覚えがないのに。
この気味の悪さを独りで抱え込むのは堪らないです。
分かち合うのが友だちってものですwww
私は仲間に
今点いている灯りは転居以来壊れていて一度も点いたことがないこと、
点灯させるための紐すら切れて無くなっていることなど話しました。
みんな、ああだ、こうだ好き勝手なことを言いますよね。
「電気機器のことだし何かの拍子に点くことはあるかもしれない。」
Oのもっともな主張です。
家主としてはその意見にくみしたいです。
だって仲間が帰ってからも私はここに住むのですから。
ところが もう一人の仲間のTが嫌なことを言います。
「まあ、本物なら点けるだけじゃないだろ。
このタイミングで『フッ』と消えたら信じるよな。」
フッ
消えてくれました。
あまりにもタイミング良く、
その会話を聞いてたみたいに。
みんな黙って仕舞いました。
飲んでしまったので車で移動する訳にもいかずその日の麻雀は雀荘でになりました。
一応勝ちましたw
https://youtu.be/yuVmjv22Nqc
今日も最後まで読んでくださいまして有り難うございました。
m(__)m
追記 面白いのでリンク貼ります。
https://rollingstonejapan.com/articles/detail/32481/1/1/1