小生は当初からSTAP細胞はそう容易にはできないと思っていた。
別立てブログ(http://haratachi.blog.so-net.ne.jp/2014-08-06 )で、以前に次のように書いた。
小保方さんは記者会見で「200回も実験に成功した」と言っておられたが、これは“捏造”と言う売り言葉に返した買い言葉であって、実際には成功したとしても僅かな回数であったことだろう。
それが残念なことに1回も成功せずに終わってしまった。
マウスのリンパ球を弱酸性液に浸すだけで、さまざまな細胞に変化する能力を持つSTAP細胞になる、という可能性は無きにしも非ずであり、ハーバード大学でも研究されていたことでもあるからして、何か思わぬ条件設定がなされれば実現可能のように思われる。
化学実験がそうであるが、配合ミスや濃度設定ミスで、とんでもない結果が出ることがある。たいていは、“うっかりしていた、失敗失敗”で、何が出来ていたか調べもせずに捨ててしまうのだが、そこに新発見がある。
生物実験でもそうであろう。STAP細胞も、単なる弱酸性環境で誕生するものではなく、そこには思わぬミネラルの存在があると考えられる。そのミネラルは何か、その濃度はどの程度か、これを探るだけでも大変だが、単一ミネラルではなくて複数のミネラルが関与するとなると、もうそれは天文学的な条件設定のうちのたった一つとなる。
それを一つ一つ潰していくとなると、一研究者が一生かけても成功しないかもしれない。全くの運任せとなる。
でも、数打ちゃ当たるであり、そのうち特定のミネラルがキーになっていそうだと見当が付き、他の幾つかのミネラルも関与していることも分かってきて、そしてその配合比率が見つかる、ということになりはしないいか。
何か事を起こせば直ぐバッシングする日本社会では、こうした地道な研究は全くさせてもらえないが、米国なら許されるだろう。
小保方さんは退職されたが、日本では完全に干されてしまっているから、居場所がない。ハーバード大学なり米国のどこかで引き続き研究させてもらえないだろうか。
それを節に願う。小保方さんガンバレ!
(2015.9.2追記)
STAP細胞には何か裏があり、得体の知れない闇がありそうだと感じていたが、その一端が分かった。
ブログ「キチガイ医の素人的処方箋」を書いておられる内海聡医師が次の記事を投稿しておられた。
STAP細胞のその後 (2015.7.31)
そのなかで、内海氏は「千島学説を知らなければ…ちんぷんかんぷんである」と言っておられる。
そこで、小生も千島学説を勉強すべく、少々高価な本だが「千島学説入門」を買うことにした次第。