細川・小泉タッグの「自然エネルギー推進会議」に期待 | 永築當果のブログ

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ブログを8本も立て、“物書き”が本業にならないかと夢見ている還暦過ぎの青年。本業は薬屋稼業で、そのブログが2本、片手間に百姓をやり、そのブログが2本、論文で1本、その他アメブロなど3本。お読みいただければ幸いです。

 4月15日に、お殿様・細川さんと変人・小泉さんがタッグを組んで、脱原発運動を推進する一般社団法人「自然エネルギー推進会議」を5月7日に立ち上げるという報道が目に飛び込んできた。

 都知事選で惨敗して以来、鳴りを潜め、お二人とも気力を喪失してしまったかと思っていたが、どっこい水面下であれこれ画策しておられたのであろう。

 発起人にはそうそうたる著名人が名を連ね、賛同者もしかりである。

 これらは、策士・小泉さんが動いて、うまくまとめられたのではなかろうか。


 この社団は、何も原発に止まらず、世直しに動く、一筋の明るい光も見える、かどうかは分からないが、何とかして見えてほしいと、藁にもすがる気持ちにさせられる。

 当面は、博徒感覚でもって一点集中・中央突破して不可能を可能とする小泉さんの十八番(おはこ)が目立ち、脱原発一色になるかもしれないが、それはそれでよしとしよう。
 でも、細川のお殿様はそうではなかろう。
細川さんは、お殿様であるがゆえにお殿様特有の価値観があり、庶民のことを真摯に受け止めて、庶民のための奉仕として、あらゆる面で最後のひと働きをさせていただきたい、というスタンスに立っておられそうだ。君主とはそうしたもので、そのお顔に現れている。

 お二人ともご老体であり、ここで最後の一仕事を成し遂げて、それを冥土への土産に持っていきたいと切に願っておられることでもあろう。


 しかしながら、この社団が立ち上がっても、おいそれとは事が運ばないだろう。あまりにもスタンスの異なるお二人であり、考えもやり方も違うと思われる。

 まあ、そこは、互いの欠点を補い合い、互いの長所を伸ばすという、いい方向に向かうものと信じよう。


 ところで、巷では、これが政党再編の起爆剤になるかもしれないとか、お二人に小沢一郎が加わる可能性があるとか、鳩山も?なんて話も出ているようだ。
 しかし、皆、年寄りばかりであり、これでは若い者は着いてこない。

 いやいや小泉進次郎がいるではないかと、どんどん話は膨らむ。

 そうした詮索めいた話はいやになる。政党再編なんて、どちみち政治の世界のことだから、どう転んだって政治屋の損得勘定で動くだけのことであり、たとえ実現したところで、世の中が変わり、世の中が良くなることは期待できない。

 

 それよりも、既存政党を突き動かす力を持った大衆の一大勢力が誕生すれば、政治は変わらざるを得なくなるのではなかろうか。
 新しい形の政治運動、それを一般社団法人「自然エネルギー推進会議」に期待したいところである。

 そこから発信された呼びかけに賛同し、我々大衆が行動を共にするという形で、大きな政治的うねりが作り出されるのではなかろうか。

 淡い期待であろうが、そんなことを夢見ている小生である。


 小生も高齢者となった。でも、過疎地では高齢者の年齢になったら「青年団」に入団という所もある。そうしたことからも、高齢者は大衆行動に参画する、油が乗り切った年齢でもある。ここで、ひと働きして、お二人に、冥土へ立派な土産を持って行っていただきたいものだ。