不肖私、被爆者である。
1.8㎞の西浦上で被爆した。1歳と5ヵ月である。
現在79才5ヵ月である。
近頃体調に違和感を覚える。疲れやすい。
ここ数年、同級生はじめ同年輩の者がバタバタと倒れる。
被爆者は体内に原発を抱えているようなものだ、と
どこかの学者は言った。
体力の限界がある程度迄落ちた時、原発が出力アップして、
〇〇細胞を体内全域に振りまく事をするのではなかろうか ── 。
黒い雨をかぶった者、原爆の熱線を浴びたカボチャで命をつないだ者、
そららの人が80才を全て超える時が今、来た。
被爆者は後10年もすると絶滅するのではないか。
自民党、公明党政権の中枢にある人達は考えていただきたい。
あとわずかの間、国はそれらの人達を助けていただきたいと思う。
今日迄、科学的合理的根拠で被爆者の認定がされてきたとは、
私は思わない。
放射能の影響については広島、長崎の被爆者に対しては、
明確化される事に及び腰であったのではないか ── 。
よって国の裁量は結果的「政治判断」により、
被爆者救済を行なってきた。
近頃本能のなせるわざか、自己の体調の変化を「あやしい」と感じる。
普通の病気と違う何かを感じる。
何かの力が、ソロリと動き始めた感がするのである。
被爆者共通の感覚ではないかと思う。
被爆者が、そして被爆体験者として扱われている人達が、
皆この様な感覚を持ちながら、
残された命の日々を数えるのではなかろうか ── 。
国に於て政治にたずさわる人達にあっては、
理解していただきたい、このような感覚を!