長崎市立山一丁目「長崎歴史文化博物館」に於いて、
いま長崎奉行所展が開催されている。
長崎奉行所立山役所絵図と長崎奉行所西役所絵図が、
公開されているのである。
私が関心を持っておるのは、勿論「西役所」であるが ──
従来公開されてきた、長崎奉行所西役所の絵図と比較すると、
今回の絵図は建物配置にあって、誠にシンプルであり、
長か岬の最先端に創建された初期のものであると思われる。
初めて眼にする絵図であり、超貴重資料であると思う。
今回の展示は、特に長崎市民であるならば、
是非に見るべきであろうと思う。
長崎の奥深い歴史が重層的に見る者に迫ってくる感すらしてくる。
不肖私など、今一度、「長崎歴文博」を訪ねたいと思っている。