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nagarenotokiのブログ

四季折々、自然の姿に感じること

北の国から サウンドトラック (Full album HD) - YouTube

 

 

その人を「友」と呼べるのかどうか

もう 20年以上前からのご縁で

いつも 新鮮な野菜をどっさりと持って来てくださる

とびきり親切な 隣町の女性

歳は 私よりも10歳ちょっと上である

その人に 何かお礼をしなくてはと

「今度 大山に山菜採りに行きましょう」と

誘っていた日は すばらしいお天気

楽しい会話を交わしながら 大山に向かう

 

私が毎年 夫と

フキノトウや コゴミ ツクシを

山ほど摘むあの場所へ

しかし ショックなことに

その道路は 通行止め

その近くで フキノトウを10本ばかり採って

それから 山菜採りは中止

お花見に 変更する

 

道路脇の満開の桜を眺めながら

安来に戻り 広瀬へと向かう

 

富田川の両岸は たおやかに

満開の桜が 咲き誇る

 

「太鼓の壇」と呼ばれる 月山の中腹まで

登ってみようと そこからは山登りとなる

近年 月山富田城跡は

観光開発され 県内外から 

たくさんの人が訪れるようになった

今も開発は続けられていて 重機を使い

工事の人たちが 仕事をされている

けれど コロナ禍のためか

観光客は ほんの疎(まば)ら

「我に七難八苦を与えたまえ」と

月に向かって 祈る山中鹿之助像

月山頂上までは登らず

次の目的地へ

 

加納美術館前の桜を見に行く  

加納美術館は 昨秋から

改修のために5月末日まで休館中

安来市加納美術館|島根県安来市 (art-kano.jp)

 

桜を見るために駐車場に車を停めると

2人の高齢男性が 桜の枝を

切られているのが 目に入る

「どうして花が咲いてる枝を切るのか 聞いて来るわ」

と 好奇心旺盛な友

 

改修工事のために クレーン車などが通る際

桜の枝が 邪魔になるのだと

仕事をされている高齢男性が教えてくださる

そして 私たちが言う前に

「枝は持って帰っていいよ」

両手いっぱいの 思わぬプレゼントをいただく

そして「もう少し上に 水仙がたくさん咲いている所があるよ。

ワシの家の後ろだよ。行けばすぐにわかるから」との言葉に

私たちは もちろんその場所を目指す

後部座席は もらった桜の枝で

あふれかえっている

 

「ワシの家の後ろ」

それが この斜面である

満開の桜と水仙 素敵なハーモニーを

醸し出している

見るからに 働き者という感じの83歳のおじいさん

この水仙も 自分で植えられたのかもしれない

しばし 感動して眺めた

 

その後 さらに布部ダムまで

 

その帰りには また加納美術館に寄って

そのおじいさんを捜し出し

水仙の斜面の感動を 友と共に伝えた

何だかヘンなオバサンたちだと

思われたかもしれない

 

最後に 飯生(いなり)の

大規模な菜の花畑を見た

友は初めて知ったと 感動ひとしおだった

午前10時から遊び始めて 

友の家に送ってあげたのは 夕方6時前

たまにはこんな日があってもいいかな?

初めて共にドライブし いろいろ話して

この友とは ますます似た者同士だと確信した

大山に始まり 桜 水仙 菜の花に終わった一日だった

 

 

先頃お亡くなりになった田中邦衛さんを偲びつつ

感謝を込めて「北の国から」を添付します。