中村哲医師からのバトン  偉大なる魂に捧ぐ | nagarenotokiのブログ

nagarenotokiのブログ

四季折々、自然の姿に感じること

https://www.youtube.com/watch?v=H6j1qltLTvc

 

 

柄本明に似て ひょうひょうとした風貌のその人

日本人として 世界に誇れる偉大な功績を残して

今はもうこの世にはいない 中村哲医師

 

医師にも いろいろな人がいる

金儲けしか頭になく 贅沢三昧の医師

患者を薬でコントロールすることを 治療と称する医師

地位や肩書きにあぐらをかいている医師

だが 中村医師は違った

アフガニスタンという 武力闘争の続く危険な地で

診療活動を行いながらも 重機を操縦し

そこに生きる人々の 暮らしが向上するように

ひとすじの無私の愛に従って

全身全霊を傾けて 尽力していたのだ

 

2019年12月4日

何発かの凶弾により 彼の人生は終わりを告げる

彼がいったい どんな悪い事をしたと言うのだろう

彼を襲った犯人たちも 

中村医師の働きの恩恵にあずかっていたはずだ

やり残した仕事 これから着手しようとしていた計画は

山のように あったはずだ

悲しみは衝撃と共に 世界を駆け巡り

日本人も 現地アフガニスタンの人々も泣いた

アフガニスタン人の1人が

「中村さんを通じて 日本から愛を受け取っていました」と言う

地位や名誉のためではなく 心からアフガニスタンのために

働くだけ働いて 彼は無念の死を迎えた

 

犯人はもちろん 正当な方法で

罰せられなければならないが

限りなく続く 武力での報復闘争は

もう 終わりにしなければ

誰よりも中村医師が悲しむだろう

 

中村哲医師は 自身が持っていた

形のないバトンを

この世に 遺していった

中村医師の愛に満たされたバトン

それは 今を生きる世界中の

すべての人々へと 渡された

国は違っても 同じ人間

すべての人を 同じように愛し 助け合い

1日も早く 世界が平和になるように

中村医師は そんな願いを込めて

旅立って行ったのだろう

 

画像はネットより使わせていただきました。

 

類稀なる崇高な魂で

多くの人々のために尽力され

私利私欲とは 無縁の一生を

過ごされた中村哲さんのご冥福を

心よりお祈りいたします。