ムシャカンバを眺めながら 心にしみる旅 8 | nagarenotokiのブログ

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四季折々、自然の姿に感じること

https://www.youtube.com/watch?v=b_WgFzkEOAY

 

姫沼 オタトマリ沼 南浜湿原を散策後

バスは 仙法志御崎公園に到着する

 

ここは利尻山噴火の際の 溶岩で出来た公園なのだという

ここには アザラシもいて

餌を持った人が来ると 近づいて顔を出す

たくさんのカモメが飛び交い 鳴き声が賑やかだ

 

 

ここに来る途中 晴れ間も見えたが

ここからは 利尻山の稜線は

ほとんど 雲で隠されている

 

 

晴れた日の仙法志御崎公園より 利尻山を望んだ画像

(ネットよりお借りしました)

 

ここを後にして バスは海岸線を走る

時々 昆布漁をしている小舟が見える

採った昆布は 道路端の

ムシャカンバ(昆布干し場)に広げ

短時間で 取り入れるのだと

バスガイドさんからの説明を聞く

「利尻は昆布漁と 夏の観光くらいしか

 産業がないですからね」

それを聞いて 前夜にホテルで聞いた

利尻ボランティアガイドの話を思い出す

「冬 海が時化(しけ)ると

 フェリーも休航になって

 お店にも食べ物が 何もなくなるんです」

そう言えば 利尻には田もなく

野菜畑もほとんど 見かけなかった

利尻の人々にとって 

ムシャカンバで干される昆布は 

大切な収入源であり 食物なのだ

厳しい自然環境の中で

生きている島の人々を想った

 

ムシャカンバ(ネットよりお借りしました)での昆布干し作業

 

売られていた利尻昆布

 

 

次第に空は 明るくなっていく

沓形(くつがた)で お昼ごはんを食べて 

バスは鴛泊(おしどまり)港へ

利尻島を 一周したのだ

今度はここから 礼文島へと向かう

利尻での最後のひとときは

すばらしい青空が広がった