花に導かれて  | nagarenotokiのブログ

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四季折々、自然の姿に感じること

https://www.youtube.com/watch?v=_JA8VwaAlXs

 

       

昨日は雲ひとつない青空

夫が 大山に行こうと言う

もちろん 大賛成である

下界では とっくに終わってしまったツクシも

奥大山では 今が最中のはず

ツクシと共に コゴミも採らなければ

ちょうど1年前 どっさり生えている

穴場も見つけた

あの場所へ ぜひとも行かなくては

 

まずは 必ず寄るどんぐり村で

アスッコ(大好物の葉物野菜)や 

コシアブラ(この時期に出る山菜)を買う

ここから見る大山が 美しい

 

どんぐり村の近くの花

 

大山に近づくにつれて 桜が咲いている

下界では終わった桜 

今が 満開

 車中より撮影

博労座から桝水原(ますみずがはら)へ

なんて気持ちの良い風景だろう

また今度 新しい家族となった犬と共に来て

ここで遊ばせよう

まだ 雪が残っている所もある

 

鍵掛(かぎかけ)峠

雄大な自然林が広がる

まだここには 春の色は見えない

 

江府町方向に 下っていく

その途中に ツクシとコゴミの穴場が・・・

と思いきや 去年より全然少ない

収穫はわずかだったが

次の穴場に期待を寄せていた 

ツクシ

 

 

コゴミ

 

次の穴場に 来てみると驚きだった

この野原には 

去年までなかったイノシシ除けの

触れると感電する電線が 張り巡らされていたのだ

夫は「またいで入ればいい」 と言うのだが

もし どこかがこの電線に触れた時は

恐ろしい事態を招く

「ううん やめとこうね」

すぐそこに 昨年と変わらぬどっさりのツクシを

目にしながら 諦めることにする

 

「だけど どうしてこんな野原に

イノシシ除けの電線を張らないといけないの?」

諦めようと言いながら 未練がましい私

「イノシシは土を掘って 土地をエラい事にするからだ」

「でも 畑でもない野原なのに・・・」

ブツブツ言う私を 大山が笑って見下ろしている

 

もう食べるものを 採る当てはない

後は 花を見よう

江府町の田舎家に

すばらしい 枝垂桜

 

田んぼの斜面には 水仙が咲き乱れる

 

 

こちらに帰る途中 チューリップ畑を通りかかる

先週 チューリップ祭りが行われたので

チューリップは かなり少なくなっていたが

まだ見物客もいるし 好きなチューリップを

1本50円で 売ってもくれる

そうだ 1月に亡くなった友人の仏壇に

このチューリップを持っていこう

そう思って 選んだやさしいピンクのチューリップ

花束にして ここの近くの彼女の家に届けた

 

それからさらに 菜の花畑が綺麗だと

夫が言うので そちらにも車を向ける

車を降りると 菜の花の匂いが立ち込めている

去年より 菜の花畑は一段と広がっている

近いうち ここでも菜の花祭りが

開かれることだろう

 

そうして昨日の午後は 目一杯

山菜採りや 花を求めて遊び歩いた

と言うのに 今日もまた

午後から 孫娘を連れて

昨日の続きで 鳥取県の黒坂まで

山ツツジを見に行く

 

ここは滝山公園

この時期 山ツツジで一杯になる山である

夫は 駐車場横で栗饅頭を買うと言って

なかなか 来ない

もうすぐ2歳になる孫娘を 手助けして

坂道を登らせようとすると

私の手を振り払い 自力で登っていく

 

夫が 大分順番を待って

買った栗饅頭を 孫娘を挟んで

3人で 石のベンチに座って食べたり

池のオタマジャクシを 

孫娘が喜んで 眺めたり

楽しい 楽しいひと時を過ごした

花はそんな 幸せもくれるのだと

しみじみ感じた一日だった

 

 

思えば1年前 孫娘は心臓の手術を受け

夫は胃癌の宣告を受けたのだった

1年後の今 こんなに穏やかに

生きていられる事に 深く感謝しながら・・・