わが心の大本(おおもと) | nagarenotokiのブログ

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四季折々、自然の姿に感じること

 
もう20年以上前のこと
夕涼みがてら
森のような聖域を
1人歩いてみたことがあった
祈りの殿堂からは
みろく音頭の練習の太鼓の音が響いている
ふっと 夜空を見上げると
満天の星々
その下の松の木々のシルエットが
私の心に 何かを語りかけて来た
なぜか 涙がとめどなく流れた
松の木の声無き声を 
感じたような気がしたのだ
ここにはかつて 城があった 
城主は明智光秀 
亀山城と呼ばれた その城跡が
大本の本拠地となっている
 
天恩郷と名付けられた 大本の聖地
ここには大きな松の木 モミジ イチョウ 
梅林もある
四季折々 豊かな自然が
見られる地である
 
 

大本は 神への
祈りの場であることはもちろん
さまざまな活動によって 日本文化を
しっかりと 伝えている
茶道 陶芸 能 書 短歌 織物 合気道
どれも日本のかけがえのない芸術であり 
文化であり 道である

また 草木に対する慈しみ 
農業の大切さも ここで教わった
「人は一生に一度は 農業をしてみるべきだ」
私が一番なじみの深い 三代教主は言われた
その言葉を心に
10年間 私も畑で野菜を作った
小さな種が芽を出し 大きく育ち 
私たちの命を支える食となる
その中で 天地の恩を感じ
ありがたさが 湧き上がった
そして ほんのわずかな水でも
神から与えられたもの
大切に使うように との言葉も 
よく思い出す
 


私は大本の信徒にはならず
かと言って 忘れ去ることもなく
ずっと大本の外にいながら
大本を見つめて来た
大本に 大きな恩を感じるからだ
私がここで 大切な事を 
たくさん教えられたように
たくさんの人が ここに集まり
生きていることのすばらしさを
感じられることを願っている
 
 
大本は
宿泊費850円 朝食代250円 昼夕食代400円で
信徒以外の突然の来訪者でも
ありったけの親切で
こころよく迎えていただける所である 

 

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