https://www.youtube.com/watch?v=nnGWX0ede08
ステージの上で 繰り広げられる
今まで 観たこともないパフォーマンス
燃えたぎるエネルギーを ほとばしらせながら
大小さまざまな和太鼓を 自在にあやつる
この人たちを 何と呼べば良いのだろう
単なるパフォーマーと呼ぶには 軽過ぎる
考えながら観ていると 隣席の年配の友人が
小声で「軽業師(かるわざし)だねぇ」とつぶやく
そうだ 彼らは軽業師だ
それ以上 ふさわしい言葉はない
身軽な身のこなしで 限られたステージを
無限大の世界に 広げてみせる
激しく打ち込まれる太鼓の音は
魂にまで 響く
笛 琴 三線が
美しく叙情的な 静を受け持つ
絶妙な動と静 そして間
太鼓を打ちながら
時々 気合の声を発する他は
言葉ひとつもない
そして リズミカルな太鼓の音に
観客は 手拍子をしないではいられない
そして気がついた
この両の手のひらからも
楽器のように 音が出るのだと
太鼓の音と 手拍子のコラボレーション
太鼓の音に 客席一杯の老いも若きも
ステージの軽業師たちと 一体となる
すばらしいステージに
すっかり 時を忘れていた
まさに疾風のごとく
駆け抜けたような時だった
会場のアルテピアは
わが町の新しい総合文化ホールとして、
9月にスタートしたばかりです。
「アルテピア」という名前も耳新しく、
なかなか覚えられませんでした。
今、やっとなじんで来たところです(笑)。
昨日、近所の奥さんに、「主人が行けなくなったから」と
誘っていただき、今夜初めて入館しました。