生まれ来た命 ~孫娘誕生 | nagarenotokiのブログ

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四季折々、自然の姿に感じること

 
満天に輝きを放っていた 星々がめぐり
白々と 夜が明けようとする頃
ひとりの女の子が この世に生まれた
初めての出産を迎えたお母さんも
がんばった
赤ちゃんも よくがんばった
 
生まれて間がないのに
ぱっちりとした 澄み切ったまなこで
見つめてくれる
小さな両手を 思いきり伸ばす
あくびをしたり 微笑みを浮かべたり
かすかな動き ひとつひとつがいとおしい
そして 柔らかだけど
特別の重みを持った 抱き心地
 
地球に住む一員となった 彼女
でも これから生きていくこの星は
決して 住み心地の良い状態とは言えない
戦争 混乱 異常気象 格差社会 
時代は殺伐として さまざまな 
深い憂いを 抱えている
 
もっと平和で 安心出来る
もっと幸せを感じられる世の中
そんな世の中を目指して
誰もが それぞれの立場で
少しでも 軌道修正して行かなければ
未来を生きる子供たちのために
かけがえのない 新しい命のために
今 切実にそう思う
 
             但見宏子画 「野の花」
 
女の子は 彩り豊かな
すばらしい人生を歩むように
との願いを込めて
名を付けられた
 
さまざまな困難とも ぶつかるだろう
けれど この星に生まれて来て 
本当に良かった  
そう感じられる人生を 送ってくれますように
祖母は心から 祈っている