炎天にすました顔の猫ありて
どんなに炎天でも、カーポートに軽やかに上って
遠くを見つめるタマ。
かわいがっていた長男が結婚して
引っ越してからはなぜかうちに入らず、
外にばかりいます。
長男の帰りを待っているのでしょうか。
夏祭老若男女皆笑顔
漢字ばかりの俳句を作ってみたいと
作ったものです。
町内夏祭りの句です。
接近中傍若無人夏台風
これも漢字だけの句。
蝉時雨平和の祈り深まりて
広島原爆記念日。
原爆の碑を取り囲む広い森からは
むせ返るようなセミの声。
蝉しぐれの中、世界から集まった人々の祈りは
いよいよ深まっていくようです。
今日もまた入道たちが空一杯変幻自在化け合戦
夏の雲は変身上手。
おもしろいように姿を変えていくのです。
この雲は、子象がぱお~ん!
半島の青き影あり夏の暮れ
遠く見えるのは島根半島。
夕暮れ時の私の住む地です。