大きな川の遊歩道を歩いていると
かわいい男の子と そのおばあちゃんに出会った
一斉に草刈りが行われて すっきりした
その後に 太くておいしそうなワラビがたくさん生えて来ている
男の子は 斜面に生えているワラビを
一生懸命に摘んでいる
この子はきっと おばあちゃんを喜ばせるために
わき目も振らずに 仕事をしているのだと思った
「もういいよ 帰ろうや」と呼びかけるおばあちゃんに
私の心によみがえった
3人の子供とその友達何人かと 今は高速道路がついて
なくなってしまった山々を 散策したことがあった
山を下る際 山道に大きなタケノコが1つ転がっていた
まだ3歳だった三男が 両手でそれを持ち上げた
「ここに置いときなさい」と言うと
「やだ!おかあさんのために 持って帰るんだよ!」と
怒ったように言って 小さな両手でしっかり抱えて
不安定な坂道を下って 家まで持って帰ってくれた
自分が食べたいわけではなく
「おかあさんのために」とその時言った事が
とてもうれしく 心に残っている
誰かのために・・・と思って生きる時
誰かのために・・・と思って生きる時
充実感と使命感を感じる事が出来る気がする
これもきっと 幸せのうちなのだろう
別の日 同じ場所でワラビ採りをする高齢の人
別の日 同じ場所でワラビ採りをする高齢の人
この人も 家族のために
小雨の中をワラビを採っておられるのだろうか
それとも 独居世帯の多い昨今