今日は私の職場の誕生会を兼ねたクリスマス会
「ハッピーバースデートゥユー」の曲で
誕生日をお祝いされた患者さんは
「生まれて初めて誕生日を祝ってもらいました
感無量です・・・」と涙と共に絶句された。
良かった・・・本当に良かった
この方には何よりのクリスマスプレゼントだったのだ

テーブルにたくさんのろうそくを灯し あかりを消した
ツリーのイルミネーションがまたたき、
クリスマスムードが高まる中
いつもの相方と共に私は
赤いサンタの服と帽子を身につけて
オカリナを演奏した
練習ではうまく出来たのに
イマイチ不出来だった
でも、患者さんたちは真剣に見つめている
感激して涙を流す人もいる
今年もクリスマスがやって来た
今年はあまりクリスマス気分にならなかった
でも、患者さんたちのあの笑顔が
私には最高のプレゼントだった
会が終わると1人の患者さんが
「サンタさんが良かったから花を・・・」と
紙に包んだお金をポケットに入れようとされた
すったもんだの末、それはおさめてもらったが
その時 大切なことを教えられた気がした

サンタになって良かった・・・と思った
オカリナを演奏することは快諾したが
サンタの扮装で・・・という事に私は抵抗があった
「恥ずかしい」という「我」を捨てた時
初めて見えて来るものがあったのだ
患者さんはサンタを喜んでくれた
その事がとてもうれしい
