ありがとう 水木しげるさん | nagarenotokiのブログ

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四季折々、自然の姿に感じること


5年前 テレビをあまり見ない私に
毎日見るのが楽しみになった 朝ドラがあった
「ゲゲゲの女房」
わが町安来も舞台になった
なぜなら 安来は水木しげるの奥さんの
実家がある地だからだ
「ゲゲゲの鬼太郎」の作者として
漫画界に大きな足跡を残した 水木しげる
その夫人布枝さんの自叙伝を元にしたドラマだったのだ
あの1年 安来はかつてないほど賑わった
  
昨日11月30日 水木しげるの訃報が飛び込む
あっと言う間に そのニュースは
日本中を駆け回った
水木しげるの死を惜しむ声 声 声
今日の新聞には 数ページにもわたり
大体的にカラー写真入りで
彼の大きな足跡について 載せられていた

私も水木しげるが好きだった
子供の頃「ゲゲゲの鬼太郎」をよく見た
ゲゲゲの鬼太郎の住む 木の上の家に憧れた
彼の出身地鳥取県境港市には ほとんど山などない
けれど 彼はうっそうとした森をよく描いた
彼の著書で あの森は境港市の対岸
島根半島の深い森をイメージして描いたのだと知る
長年 東京調布市に住んでいたのに
こちらの言葉を 全く改めず
「だらず(バカ)」「お前やちゃ(お前たち)」など
こちらの言葉を丸出しだった
水木しげるのユーモラスな語り口は
楽しく いつも笑わせてくれた

 


戦争で片腕を失い 右手1本で
懸命に漫画を描いた 水木しげる
描いても描いても 極貧生活
それでも 夫を愛し 
信じて 支え続けた安来生まれのゲゲゲの女房 
苦労が花開いて 本当に良かった

水木しげるさん 本当にご苦労様でした
鬼太郎と大勢の妖怪たちを 
平和へのメッセージを
本当にありがとうございました