遥かな彼岸への想い | nagarenotokiのブログ

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四季折々、自然の姿に感じること

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「ひがんって何のこと?」

これはまだ 小学校の1年生だった私が
夜中に半身を起こして 寝ぼけて口にした言葉だと
何度か母に聞いたことがある
当時国語で「ひがん」という言葉を習ったが
小学1年生には あまりにも難しかったのだと思う
きっと 潜在意識の中で
その一語は とても気になっていたのだろう

 

それからもずっと 
「彼岸」の本当の意味を知ることなく
こんな年まで来てしまった
ただ お墓参りをするものだということしか知らずに・・・
彼岸とは何か?
何十年来の謎を解明したいと ネットを検索してみた

彼岸とは・・・春分、秋分を中日として、前後各3日間を合わせた7日間を彼岸という。春分、秋分は、太陽が真東から昇り、真西に沈むので、西方に沈む太陽を礼拝し、はるか彼方の極楽浄土に思いを馳せたのが彼岸の始まりである。この思想が日本に伝来後、いつの間にか法要を営み、祖先を祀る行事となった。
彼岸とは元々は煩悩を脱した悟りの境地の事で、煩悩や迷いに満ちたこの世をこちら側の「此岸(しがん)」というのに対して、向こう側を「彼岸」という。 

 
  
この世は煩悩 迷いに満ちた所・・・
確かにそうだと思う
この世にいる限り
彼岸は遠い世界なのかもしれない
彼岸への思い 憧れが 宗教を生み
人々の祈りを生むのだろう
「彼岸」とは 人間の根源的な願いが
込められた言葉だったのだと
検索して 初めて知った
彼岸の中日を前にした 穏やかな日に