光州型雇用でアメリカ自動車産業再生の再現が出来るか?難関は以前労組の反対行為! | 流じゅーざの『日韓・朝韓』

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「にっかん・ちょーかん」ペースで朝鮮関連とオレの住んでいる「タイ」の話題そして女の子の話題を発信します♪
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爆  笑 バンコク在住のじゅーざです 爆  笑

 

以下、本題です。

 

かつてアメリカの自動車産業の中心地だったデトロイトは労組が強くなり過ぎて

 

  高賃金、低生産性によってビッグ3崩壊に導きました。

 

そこからまがりなりにもアメリカの自動車産業が立ち直ったのは、

 

  労組の影響力が強かったデトロイトを捨てて、労組の力の弱い米国南部に生産拠点を移したから

 

でした。

 

ちなみに日本の自動車メーカーの在米工場も南部がメインになってます。

 

これに似たようなことを狭い国土の中でやろうとしたのが

 

  韓国の光州型雇用システム

 

だと思うんですけどねえ…

 

・中央日報「【社説】海外に職場を追い出せば韓国経済の未来はない」

 

「労使の協力と政府の支援を基礎に競争力のある製造業の職場をつくる「光州型雇用」が事業推進から4年6カ月、結実を目の前にしている。光州(クァンジュ)広域市と現代自動車が昨日、光州自動車工場の設立に暫定合意した。争点となっていた賃金水準は現代車が当初要求した初任年俸3500万ウォン(約350万円)程度という。光州型雇用に会社が同意すればストライキも辞さないという現代車労働組合の反発が負担だが、とにかく光州型雇用が現実化する可能性が高まったという点は幸いだ。

光州に自動車工場が実際に建設されれば、地域に製造業の大規模な雇用が久々に創出されるという点で意味が大きい。過去20年間に国内に建設された自動車工場は1件もなかった。現代車は1996年の牙山(アサン)工場が、韓国GMは1997年の群山(クンサン)工場が最後だった。高い賃金と低い生産性、戦闘的な労働組合を理由に自動車企業が国内投資を避けて海外に出て行ったからだ。光州型雇用のような政労使共生モデルに他の地域も関心を見せている。韓国GM工場の閉鎖と現代重工業造船所の稼働中断で厳しい状況を迎えている全羅北道群山(クンサン)など地域の製造業中心地を生かす突破口となる可能性があるからだ。

ビジネス環境がよくないため海外に流出した雇用は自動車企業だけでない。国内で初めて自動運転車を開発したソウル大電気情報工学部のソ・スンウ教授が細かい規制が多い韓国を離れて米シリコンバレーで創業したということが昨日報道された。3年間にソウル都心6万キロを無事故で走り、自動運転技術を積み上げてきたが、韓国では投資も受けられず、事業モデルを出せなかった。カープールやUberなど新事業が規制と既得権に阻まれて一歩も踏み出せない韓国では、自動運転車技術だけで投資を受けることはできなかったという。

国内規制の壁を越えられなかったネイバーは日本の子会社LINEを活用して韓国のフィンテック規制から脱出した。シンガポールに仮想通貨取引所をすでに設立し、日本でオンライン基盤の貸出商品を近く始める。来年は証券会社を、再来年にはネット銀行も設立する。SKテレコムはモバイルヘルスケア事業を中国で展開している。不必要な規制がなければこれら企業は国内に投資して雇用も創出していたはずだ。

移動体通信3社が1日、世界で初めて第5世代(5G)移動通信商用サービスを始めた。5Gは第4世代LTEサービスに比べて伝送速度が20倍も速い。5Gが自動運転車と人工知能(AI)、モノのインターネット(IoT)など第4次産業革命の核心インフラとしてスポットライトを受ける理由だ。しかし今は世界初の5Gを誇っている場合ではない。大量のデータを使用する第4次産業革命のさまざまなサービスが国内規制に阻まれている中で、世界初に何の意味があるのか。光州型雇用が成功しなければ韓国自動車産業の未来はない。同じく規制が新産業を今のように海外に追い出せば韓国経済の未来も暗い。」

 

 

まあまだ今回の現代自動車と光州市のプロジェクトが成功するかどうかは分かりませんが、

 

  成功すれば多少は韓国の自動車産業の立て直しになるでしょう。

 

現代自動車とは別法人になるだろうから、現在現代自動車と労組が結んでいる労使協約(労組員の世襲雇用を含む)には縛られませんからね。そして

 

  給与自体もかなり低く抑えられる。(今回の最大のメリット)

 

すでに強固な労組に支配されている韓国自動車産業は賃金がアメリカや日本よりも高くなる一方で生産性は中国よりも低い、という

 

  まさにアメリカの旧ビッグ3なみの硬直した生産構造になっています。

 

さらに韓国の労組は

 

  生産を増やす、新モデルを立ち上げる、ラインを変えるなら労組の事前承諾が必要(!?)というとんでもない協約も結ばせていますからね。

 

さらに

 

  何かあればすぐにストライキを打って生産を止めるので、韓国の自動車会社の生産台数は2016年以降減る一方なんです。

 

 

結果、

 

  今年はアジア金融危機以来の韓国内生産台数400万台を下回る可能性が高くなるという有様…

 

こんな硬直構造を改善しつつ、失業率が高く有力な産業の少ない全羅道地域の産業振興をうちだしたのが今回の計画だった訳です。

 

別のエントリーでも書きますが、軍事政権時代の上層部(朴正煕、全斗煥)が慶尚道の出身だったこともあり、日韓請求権資金を使った大型投資なども

 

  慶尚道(朝鮮半島の南東部)の企業に集中的に配分された感がありますからね。

 

元々今回の光州特別市の周囲の全羅道は

 

  旧百済地域として、高麗からも、朝鮮王朝からも「地域差別の対象」とされてきた地域ですけどね…

 

結果として有力な工業が育ってこなかった全羅道なので

 

  今回の光州型雇用システムには自治体である光州広域市が協力する、という話になった訳です。

 

個人的にはいいアイデアと思うのだけど

 

  たださえサヨクの強い地域なので今後うまく立ち上げられるかどうか、まだ心配ですね。

 

>光州型雇用が成功しなければ韓国自動車産業の未来はない。

 

これが正論なんだが…

 

はてさてどうなりますやら…

 

お後がよろしい様で…

 

 

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