この記事では手首や手・指が痛い時自宅で解決できるように、痛みの原因と改善方法について解説します。
「手首が痛い」「指が痛い」と言っても実際に痛い状態は人それぞれです。
痛みが起こる部分ごとに解説するので参考にしてください
①手首や手が痛い原因の確認方法
②手首が痛い時の原因と改善方法
③手の平が痛い時の原因と改善方法
④手の甲が痛い時の原因と改善方法
⑤指の痛み=腱鞘炎は本当か?
⑥親指付け根が痛い原因と改善方法
⑦指が痛い時の原因と改善方法
この記事を書いた人
・元文部技官(国立大学の医学部でドクターの研究助手)
・中国4,000年の秘術奇形療法研究家
・細胞還元療法研究家
・痛みの電気現象を停止する方法の実用新案取得
・マイナスイオン応用学会(東京大学内)会員
・痛み回復サポートセンター代表
・Amazonから本を4冊出版
・Amazonランキング8部門で1位獲得ベストセラー
・インターネット痛み回復指導18年(回復者10,000人突破)
・TV「○ートたけしの家庭の医学」に資料提供
手首や手が痛い原因の確認方法
一口に手が痛いと言っても、実際に痛い部分は一人一人違います。
手首や手・指の痛みの原因はほとんど「筋肉」です。
しかし「筋肉」は病院でレントゲンを撮っても写らないので分かりません。
どこが痛んでいるのか(悪いか)自分で確認できます。
手の痛い部分ごとにその原因と解決方法を詳しくご紹介します。
先にお読み頂きたい記事(痛みの原因)
手首が痛い時の原因と改善方法
写真は手首をひねると痛いという方が実際にどこがどのように痛いのか押圧しながら丁寧に調べた写真です。(パッチを貼ったところが痛い部分)
手首の方形回内筋部分やその上の方まで痛んでいることが分かります。
これは腕の橈側手根屈筋あたりもが痛んでいると推測できます。
この筋肉が痛んでいると手を反らせた時痛みが起こるようになり、雑巾を絞ったりビンの蓋を開けたりすることができなくなります。
手をひねる時は手首の方形回内筋の他、前腕(肘から下の腕)から伸びている円回内筋や橈側手根屈筋も働きます。
手首だけでなく肘の内側から下の腕も痛んでいる可能性が高いので確認が必要です。
病院で検査しても、筋肉はレントゲンに写らないので分りません。
方形回内筋とは?
方形回内筋は主に肘先を内側に捻る働きをします。
前腕回内の主力筋である円回内筋と共に作用します。
根橈側手屈筋とは?
根橈側手屈筋は手関節の屈曲(掌屈)に関わる筋肉です。
その他にも手首を親指側に曲げる働きや肘関節の屈曲および前腕の回内動作などにも作用する筋肉です。
手の平が痛い時の原因と改善方法
写真左は手のレントゲン写真です。(骨の状態が分ります)
真ん中は手や指の実際に痛い所を確認しながらパッチを貼った写真です。
手の平と親指の付け根の所が痛んでいるのが分かります。
この状態を右の筋肉図と比較すると手の平にある筋肉が痛んでいる状態だと分かります。
手の平にも腱や筋肉があり、これらの損傷が痛みの原因になります。
多くは仕事やスポーツで指や手を酷使しているのが多い原因です。
写真は手全体がこわばって思うように握ったり開いたりできないという患者さんを、手のどこがどのように痛んでいるのか丁寧に調べた状態です。
(パッチを貼ったところが痛い部分)
手首、そして手の平にある指の付け根、さらには全指の第一関節や第二関節が痛んでいる状態だと分かります。
これは指を曲げる深指屈筋腱が痛んでいる状態です。
この方は手や指を酷使する仕事が原因でした。
深指屈筋とは?
深指屈筋は手の関節を屈曲させたり、第2~第5のDIP関節(指の関節)の屈曲に関与する筋肉です。
手の甲が痛い時の原因と改善方法
写真は手全体がこわばった状態で思うように握ったり開いたりできないという患者さんの手の甲側を丁寧に確認したものです。
手首から手の甲全体が痛んでいます。
手の甲側には指をまっすぐに伸ばす筋肉「背側骨間筋」が指と指の間にあります。
この筋肉が痛んでいると指が曲がった状態でまっすぐにできなくなります。
側骨間筋とは?
側骨間筋は(中手指節)関節屈曲、(近位指節間)関節、(遠位指節間)関節伸展に作用する以外に中指を中心に指を開く動きに働きます。
指の痛み=腱鞘炎は本当か?
親指が痛かったりして整形外科に行くと、大抵「腱鞘炎」と言われます。
「腱鞘炎」とは「腱鞘の炎症」と言う意味ですから、理屈から言うと「腱鞘」の部分が痛いことになります。
ところが私も「親指の付け根が痛い」という人を何百人と見ましたが、実際に痛みの起こっている部分を調べると「腱鞘」部分が痛いという人はほとんどいません。
指が痛い場合、病院での腱鞘炎検査は「問診」や「触診」が中心です。
しかし、「問診」や「触診」だけで本当に腱鞘炎かどうかは分りません。
最近は「超音波検査」もありますが、 炎症の程度を色で判断するので正確な判断は難しいと言われます。
ドクターは「指が痛い=腱鞘炎」という先入観で診察します。
しかし、上図からも「腱鞘」の問題ではなく、指を動かす筋肉の問題だと分ります。
しかし筋肉の問題はレントゲンやMRIでは分らないし、現代医学には「筋肉科」がないので、医学からは無視されてしまうのが現実です。
親指付け根が痛い原因と改善方法
写真は親指の付け根が痛くて病院で腱鞘炎の手術を3回しても良くならなかった患者さんです。
3回目は術後の痛みがひどくて半年間手が使えず泣き暮らしたそうです。
親指の痛い所を確認しながらパッチを貼ったものです。
①手首の内くるぶし周りの筋肉(腱含む)
②母指対立筋、短母指外転筋、短母趾屈筋
といった親指を動かす筋肉に問題があることが分ります。
母子対立筋とは?
母指対立筋は文字通り母指を小指の方に近づける動き(母指対立)に貢献し、物を掴む動作に大きく関与します。
短母子外転筋とは?
短母指外転筋は長母指外転筋と共に母指を外転させる作用を持つ筋肉です。
短母子屈筋とは?
短母指屈筋は主に手の母指を屈曲させる働きをもつ筋肉ですが、母指の掌側外転動作や対立運動にも副次的に作用します。
指が痛い時の原因と改善方法
写真は中指や人差し指が痛くて使えないという患者さんが、指のどこがどのように痛いのか確認した状態です。(パッチを貼ったところが痛い部分)
親指の付け根と人差し指の付け根、そして指の関節部分まで痛んでいるのが分かります。
これは指を曲げる筋肉、長母指屈筋や浅指屈筋が痛んでいる状態です。
指を動かす筋肉は手首や腕の方から続いているので、このような場合手首や腕まで痛んでいる可能性があるので確認します。
長母子屈筋とは?
長母指屈筋は主に母指の屈曲や手関節の回転に関与する筋肉です。
浅指屈筋とは?
浅指屈筋は手指の屈曲(親指を除く)に大きく関与し、手関節において屈曲動作にも貢献します。
以上、手首や手が痛い時の原因と解消法をご紹介しました。
あなたの痛みを解消する参考にしてください。
「病院に行っても色々な治療院に行っても全然良くならない」と悩んでいる方の為に「誰でも自分で痛みを解決できる方法はないか」と考えて開発した「痛み速攻回復プログラム」のご案内です。
もう、10,000人以上の方にお試し頂いています。