平成29年6月議会を終えて | 永森直人のブログ

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県議会議員としての2期目の任期を折り返しての最初の定例県議会。

 

今回は残念ながら、私には一般質問、予算特別委員会での質問の割り振りがなく、やや寂しい議会となりましたが、その分、委員会での質問や政調会の仕事に一生懸命取り組みました。

 

今回の県議会ほど一つのテーマに質問が集中する機会は珍しかったですね。

 

そのテーマとは、ずばり「県立高校再編」の問題です。

 

この議論にはすでに3年近くの年月が積み重ねられてきたわけですが、いよいよ対象校の絞り込みが間近に迫ってきたという感覚を議員が肌で感じながら、今回集中するような形になったと思われます。

 

論点としては、小規模校(一クラス3学級以下)では、高校生にしっかりとした学びの場(例えば部活動の制限や選択科目数の制限)を与えられないとする賛成派と小規模校でも現に素晴らしい人材がそろっており小規模校でも十分に学びの場を与えられる。また高校は地域に密着しており高校がなくなれば地域の衰退につながりかねないとする反対派があります。

 

私の気持ちとすれば中間派かなと。

 

つまり、十分に議論が尽くされていないように思うのです。

 

例えば、現在は県立高校の学級数は182学級あります。これが平成38年には146学級に、また現在の1歳児が高校生になる平成43年には133学級となります。実に今後14年で49学級も減ることになります。

県は3学級では高校生に十分な学びを与えられないと言いますが、今後のさらなる生徒減の中で結局、また3学級の高校が出来てくるのではないかと思うのです。つまり、非常に小手先での議論に終わっているのではないか?という懸念です。

再編統合があってもよいが、そのうえで小規模校でも学びの選択肢を与えられる仕組みを構築することが重要であると思うのであります。

 

今後、県教委では学区(富山、高岡、新川、砺波)で意見交換会をやるとのことですが、再編統合を支持する意見が出されるとはあまり考えられず、今後の議論の行方が注目されます。

 

いずれにしても、県民の皆さん、お子さんをお持ちの方ならなおさら気になるところかと思います。

 

自分たちの子供たちのために、どんな高校再編が望まれるのでしょうか?またご意見をいただければ幸いです。