横須賀市民へのアンケート分析(3) | 神奈川県議会議員 永井まさと オフィシャルブログ

横須賀市民へのアンケート分析(3)

前回までのブログでアンケート調査の概要について考えてきました。今回からは200人以上から頂いた自由記述のご意見について考えていきたいと思います。

 

 

【過去の記事についてはこちらをご覧ください】

 

 

 

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「横須賀市で生活するうえで、困っていることはありますか?」という設問に対する回答です。20代女性からは子育てについての話題が非常に多く見受けられました。

 

とにかく子育てしにくい。 

まず、子育て改善の意識が低いから、 

周りもそこまで暖かい感じがしない。 

支援自体厚くして欲しいのもそうですが、 

子育てに力入れてる地域に行くと、もっとみんな子供を見る目が暖かいので、 

地域全体で意識を変えていかないと少子化は止まらないと思う。 

金銭的にも、環境的にも、 

このままひとりっ子でいいやあ、、 

と思ってしまいました。 

そして、 

値上げなどしてる中、横須賀市は市としての対策がとにかく少ない。 

逗子や葉山など近くの地域はちょっとした数千円ぐらいの金券などを市民みんなに配ったりしてるのを聞いて、 

少しかもしれないけど、ああ我々のこと、気にしてくれてるんだなあと実感できる。 

こういう直接実感できるお金の使い方をした方が、 

市民はちゃんと議員さんを信頼できるし、 

消費も増えるし、子供を産む気にもなるし、 

地域がよりよくなると思う。

20代 女性 支持政党:自由民主党

 

他の市町を引き合いに出し、横須賀市の子育て施策に対してご意見をいただきました。逗子や葉山などで金券を配ったというのは逗子応援クーポン券や葉山つつじカードのことかと思います。それぞれ実施年度が違ったり、その目的については少しずつ違っていると思いますが、町民、市民一人当たりに数千円が配布される事業でした。横須賀市の場合、生活困窮世帯への支援、そしてプレミアム商品券の消費喚起策として第4弾まで打ち出しています。形は違いますが、数千円の支援とそれを使うことによる経済効果を狙ったものである共通点があります。横須賀市としても数多く施策を打ち出しており、対策が少ないとは捉えていませんが、子育て世代の皆さんが恩恵を感じにくいと思われる部分については改善していかなければならないと思いました。

 

こちらのウェブサイトに横須賀市の施策がまとめられていますので、参考にしていただきたいと思います。

 

 

現在0歳の子供を育てています。物価高もあり、子供にかかるお金(食費、オムツ、服、等)がとてもかかります。
他都市に住む親戚は、お米がもらえたり、オムツの支援があったりという話を聞きます。横須賀市でも子育て世帯に対して何かしらの支援があれば嬉しいです。

オムツも布や紙、食べ物もアレルギー等あり全員に一律の支援は難しいと思うので、子供用品のカタログ等であれば、尚嬉しいです。よろしくお願いします。

20代 女性 支持政党:れいわ新撰組

 

出産や子育てにかかるお金は本当に大変だと思います。出産育児一時金や出産・子育て応援金についてこちらのウェブサイトをご覧ください。また、こんにちは赤ちゃん訪問でもこうした事業についてご案内していますので、この機に相談をしていただきたいと思います。

神奈川県では神奈川で生まれたこどもたちに「はじめてばこ」を無料で送るTVKの事業に協力をしています。こちらのウェブサイトからチェックしてみてください。

 

○○町6丁目、丘の上に住んでいます。
近くのバス停が家から10分以上かかります。
妊婦の時に本当に大変でした。
高齢者も多く住んでおり、車を持っていらっしゃらない方もいます。
私も2020年に東京から移住してきましたが、駐車場の空きがなく、車も購入できない状況です。
駐輪場もないため、バイク、自転車も置けません。
バスの拡充、妊婦さんへのタクシー券、お願いします。

20代 女性 支持政党:立憲民主党

 

 

バスの本数が減っています。移動についてはかなり大変な状況になっていると認識しています。公共交通機関の既存の路線はもちろんのこと、既存の路線がない部分についても市議会では検討の必要性が認識されています。タクシー券については課題と認識しています。

 

車がないと不便な地域が多い
バスの本数を増やすなどして欲しい。
3歳未満が通える保育施設の枠を充実させて欲しい。
仕事も、小さい子がいると雇ってもらえないところが多い。

20代 女性 支持政党:自由民主党

 

車がないと不便な地域が多いというご意見をいただきました。上記ご意見もそうでしたが、横須賀市は起伏が激しく、車が入って行かれない場所も多いです。また、地形的に路線バスを走らせることができない箇所も多いですね。大型バスではなく、小型のバンやタクシーなど、他の方法で交通利便性を向上させていく方策を進めていく必要があると思います。

 

未就学児童、特に3歳未満が通える保育施設の枠をというご意見でした。人口が減少していく将来推計の中で、施設に設備投資をしにくい社会情勢になっていますが、横須賀市では多様化する保育ニーズに対応するため「横須賀子ども未来プラン」に基づき保育利用定員の拡充に取り組み、平成29年度から令和5年度までに市全体で730人分の保育利用定員の拡充を行ってきました。引き続き待機児童の解消に向けて進めていくよう促していきます。

 

子育て支援をもっと充実してほしい。子どもが欲しくても将来が不安すぎて子ども産めない。仮に産んだとしても保育園の問題や、保育園に預けられたとしても就職の問題もあって色々としんどい。保育園が落ち着いても次は小学校、学童は高すぎるし人数制限もある。家で長時間のお留守番も法的にダメ。もうどうしていいのかわからない。

20代 女性 支持政党:支持する政党はない

 

 

妊娠・出産の時期に合わせて行政として様々なサポートを用意していますので、一度どのようなサポートがあるかチェックしてみてください。横須賀市では妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援をしており、横須賀はぐくみサポートプランを見るとどのようなサポートが受けられるかまとめてチェックすることができます。子育て時期に合わせた様々な相談についても総合相談窓口でそれぞれの専門家のアドバイスがもらえる体制になっていますので、ぜひ相談をしてみてください。

 

 

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