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RPGってプロレスだと思っている。
真剣勝負か八百長か。
プロレスラーは強いか弱いか。
そんな事を言っている内はまだプロレスを解っていない。
って言葉を以前聞いた。
RPGもそうだと思う。
まずフェアなんてRPGには本当は存在しない。
存在するとすれば「フェアだなぁ」って感じさせる事ぐらいだ。
かつてマスタースクリーンが存在したのはその為だ。
それらを駆使してGMは名勝負を演出する。
それが名勝負と言える状態をマッチメイクする。
ありとあらゆる事を尽くして盛り上がれる準備をする。
それがGMの上手さだと考えられる。
そしてRPGは正直強くなる方法なんていっぱいある。
正直、経験点さえ与えられたり、
都合、強い状態でスタートしたりと、
強さなんて正直飾りになる。
またプロレスではレスラーは「強さ」より「上手さ」を求められる。
どんなに強くても上手くなければ意味が無い。
しかし強くなくては上手さを演出しても結果説得力が生まれない。
そしてRPGに関する強さとは「ルールの把握」と「ルールの使いこなし具合」だと思っている。
その把握したルールで如何に卓を演出できるか、振る舞えるかがRPGに関する「上手さ」だと思う。
プロレスが格闘技という強さが下地に無いと結果プロレスとして成り立たないのと一緒だ。
以上ナニが言いたいかと言えば、ゲームというもの自体を格闘技という枠組みとして捉えると、RPGはプロレス的な位置付け、勝負して強い弱いではなく、勝負を通じてどう振る舞えるかを考えたほうが、RPGにとって良い方向にまた進められるのかなと思う。
極論を述べれば、RPGはゲームという装いをした何か、ゲームのフリをした何か、真剣勝負のフリをした何か、だと考える方がこの遊びは楽しめるのではないかと考えている。
そして、でもRPGはゲームとしての振る舞い俺強いという自負心も許容できる懐の深さもある、と考えたほうが良いのかなとも考える。
そこまで考えて、やっぱりRPGはプロレスだと思う。
以上とりとめのない戯言でした。