ダブルク◯ス3rdは初心者には厳しいなと語り合った話。 | しかしなんやね

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さて、先日友人の家でGMをやることになった。

そこで当初は「GUNDOGZERO」をやろうと考えたが先方から「もっとカジュアルな奴」と言われたので、結果今最もジュブナイルな「ダブルク◯ス3rd」をやった。


そして当日確かに多少ゲームに不慣れな方もいたので、その方にはクイックスタートをやってもらった。

しかし、運営上の作法、例えばオープニングフェイズの演出やミドルフェイズでの情報収集のやり方、そしてロイスの運営が、正直ゲームシステム上強く要求される割にゲームの世界観や運営にはあまり強い影響を受けない所に神経を使う為に徐々に辛い様子を醸しだし、最後の戦闘での大量のダイスを使用した判定ではついに「メンドクサイ」とギブアップ。


とりあえずメタなネタで「いやいやそここそ組み合わせたエフェクトを全部声高に言ってやな、嬉々としてダイス振らな」なんて言いましたが、改めてこのシステムが、意外にTRPGの玄人向けに作っているなと痛感しました。


確かに「何でこんなにエフェクトって能力多い割に同じような内容なの?」って聞かれたときには「どんなシンドロームを取ってもある程度活躍の機会を用意する配慮だよ」なんて言いました。


しかしそこでさらに「でも戦闘能力ばっかりで肝心の話に集中できないね」なんて言われたときには閉口しました。確かに戦闘能力の組合せに頭を費やして、結果このゲームでの肝である「日常からの非日常に叩き込まれた少年少女の葛藤」みたいな部分を、実はシナリオでほぼカバーする事になるので、それを例えば初めてやる人々だけで考え出せるかといえば、正直無理だろう。ぶっちゃけ参加するプレイヤー全員を満足させるシナリオをもしこのダブルクロスで考えられたら、文才をもう少し鍛えて小説でも書けるのではと思う。それだけの労力です。


それを考えると、戦闘という最も分かりやすく盛り上がる部分に集中しすぎて、結果TRPGとしての楽しみが犠牲になっているのかな、なんて思います。まー小生はいい加減なマスタリングですからまだ平気ですけどね。


それにしても、初心者の方に「大丈夫やで」とおすすめ出来るシステムが、いよいよなくなってきなぁ、と。

あ、サイコロフィクションやデモンパラサイト当たりが良いのかな。キャラクター作成簡単だしやること決まっているし。


これからはこのへんをチョイスしてみようっと。