今更な話を書くと、初音ミクにイスラエルの国家を歌わして色々と物議を醸し出して
「コーランを歌わせるのも時間の問題」
と不適切な発言が席巻したそうですね、そう数年前に。
で、悔しくなってネットで色々と中東のオタク事情を調べたら、丁度タイムリーにフランスでＪＡＰＡＮＥＸＰＯ なんてのがやっているらしく、内容は日本のポップカルチャーを紹介してますがその実ゴスロリだったり漫画だったりとぶっちゃけオタクイベントが行われているそうです。あ、中東調べたんだ･･･へぇイスラエルって巨乳が多いらしいですね･･･って違う、なるほどイスラエルでは「Harucon 2010 」ってイベントというのをやっているそうで、コスプレで巨乳の長門やらが居てたしかに巨乳が多い国柄の様子、じゃなくてオタク文化、とりわけアニメやら漫画やらが少なからずシェアを誇っている様子ですね。
落ち着いて考えると、他国の文化がこれだけ流行るって凄い事なんだなぁと、しかもこんな難しい国々で、ですからその浸透率はハンパ無い訳です。
そういえば秋葉原にもいよいよ様々な肌の色の人が「Ｍｏｅ～」とした面構えで歩いていますし、久し振りにメイド喫茶に行けば白人の方が生メイドを見て感涙を流している姿を見て、その姿はあたかも聖母より福音を賜る敬虔な信者の如き勢いだったことも記憶に新しかったり古かったりです。
中東では確かに様々な民族がその積年の思いを払拭できずに未だに紛争が続いています。
それは長年続いた問題であり、我々日本人の預かり知るレベルでは無い「想い」があると思います。
正直日本は「戦争」と「生活」が見事に分かれていたのでその気持ちを知る術は皆無だと思います。大東亜戦争を経験した方々はいざ知らず、ですが。
それでもそんな方々が、宗教観やら社会論やらが全く無くただただ「売れておもろいもん」を追及し続けた日本のアニメーションや漫画ってものすごいカルチャーショックを受けるんだろうと思います。同じ書物が源流の筈の民族達が神より与えられた利権を巡って戦う中、自分の思いや感情を全面に押し出し脳天気にポップに描かれる作品達を見たときの、彼ら彼女らのその「想い」を日本という場所に聖地として感じる様は、あたかもエルサレムを目指す想いに似ているのかも知れません。
そして、彼ら彼女らのその思想の違いを、もしかしたら日本のアニメキャラクターが一つにまとめて、紛争を止める原動力になるんじゃないかと、勝手に考えています。いやイベントなどの映像を見たときのそのパワーはもの凄いものを感じます。そりゃ涼宮ハルヒのプラカードで平和を訴えるだけあります。
まーある意味シュールかも知れませんが、紛争で人が死ぬ世の中より、戦場の真ん中でハルヒダンスを踊る時代の方がこれまた脳天気で平和だから良いのかな、なんて思います。まー戦争で経済を支えている方々はたまったもんじゃないかも知れませんがその時は代わりにフィギアや抱き枕を売って生計を立てて下さい。