昨日は教育分野でとても残念なニュースと、希望が持てるニュースがありました。


前者は、こちら。


国際教養大学の中嶋嶺雄学長 死去


一公立大学として設立された秋田県の国際教養大学の学長として、その名を全国に轟かせるほど有名にしました。


私も著書を購入し、その内容に感銘を受けて大阪でも活かせないものかと何度も読み返しています。


大阪府議会議員 永藤英機ブログ『維新伝心』


今でこそ至る所で「グローバル人材の育成」と掲げられていますが、それをいち早く実践した中嶋学長。国際教養大学では授業はすべて英語、1,2年次は寮生活で外国人と一組です。また、1年間の海外留学も義務づけて卒業時に高い英語スコアが無ければ卒業することはできません。


一方で、ただ英語ができるだけではダメで、議論やコミュニケーションを通じて外国人と渡り合うために日本の歴史や近現代史をはじめとして教養教育が必要があるというのが学長の持論。これは、海外留学中に感想文を義務付けている本のリストからも伺い知ることができます。(「武士道」「万葉集」「三酔人経済問答」「菊と刀「文明が衰亡するとき」etc...これらは私も影響を受けて読みました)


ぜひ一度お目にかかってお話を伺いたいと思っていましたが、適いませんでした。しかし中嶋学長が一石を投じられた内容はこれからの日本の大学の在り方を大きく変えることになるはずです。心からご冥福をお祈りいたします。


そして、希望。


大阪府教育長に民間人校長を起用へ


弁護士であり、現在は和泉高校の中原徹校長に大阪府教育長への就任を打診しているとのこと。


昨年の卒業式では国歌斉唱時に教員の口元チェックを命じるなど話題になりました。一方で国際社会で通用する人材の育成を掲げ、英語教育にも力を入れてきました。その意味では前述の国際教養大学の中嶋学長と通ずるところがあります。


私が2年前の選挙の時に掲げた政策は3つ、「エンターテイメント」「エネルギー」「教育」です。


1年目は商工労働常任委員会でエネルギー政策、2年目の今年は府民文化常任委員会でエンターテイメントをはじめ都市魅力・観光政策について議論しています。そして3年目となる次に希望しているのは教育常任委員会。(人気が高い委員会なので選ばれるか分かりませんが)。


委員会以外でも今年は一般質問の機会がありますのでぜひ教育問題については本会議場で教育長、知事と議論をしたいと考えています。いやぁ、楽しみです!

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