堺市の平成25年度予算案の説明を受けてきました。


大阪府議会議員 永藤英機ブログ『維新伝心』


本来は堺市議会議員のみに対して行われるもの。


堺市の予算なので大阪府議会議員が口出しできるものではないですが、地元堺市でどんなことが行われようとしているのか知らなければ大阪府政にも反映できないと考え、オブザーバーとしてでも同席させていただくようお願いしていました。おそらく大阪の他の地域で市議と府議が一緒に予算説明を受けるところは無いのではないでしょうか。堺市職員の皆さんご理解いただきありがとうございます。


大阪府議会議員として仕事をして感じることは、住民の皆さんから相談を受ける多くの内容が堺市の案件で、直接自分が動けることが少ないということ。住民の皆さんからすれば大阪府議も堺市議も政治家は一緒と思われる方も多いのですが、その役割は線引きがされています。


堺市に関することは堺市議が担当し、大阪府議は大阪全体の広域に関することが主な役割です。ですから堺市のことについて相談をお聞きした場合は、基本的に堺市議を通じて堺市に問い合わせや要望を行います。時には私も思い入れが強い案件では直接やり取りしたり議会で発言したいとウズウズすることもしばしば。このあたりは堺市議の皆さんと連携しながら意見をお伝えするしかありません。


また一方で、堺市だけでは行うことができない事業もあります。百舌鳥・古市古墳群の世界遺産登録に向けた取組みのような複数市にまたがること、泉北高速鉄道の民営化、府営住宅の管理などは堺市の実情を勘案して大阪府に提案を行います。堺市の予算(一般会計)は約3500億円ですが、そのうち市税収入は1300億円ほど。自らの収入でまかなえるお金(自主財源)と国や府に頼るお金(依存財源)の割合は48:52で堺市だけの収入では実際に必要な額の半分にも届いていない状況です。


このバランスをうまく調整するために、国会議員・大阪府議会議員・堺市議会議員が役割分担をして住民の皆さんが安心して暮らせるように政治を行っています。


大阪府議会議員を目指すと決めた時、私は面談してくれた堺市議の方に「大阪府のことだけでなく、堺市議会で議論されている案件についても勉強して把握します」と伝えました。議員に選んでいただいてから2年近くが経ちましたが、今でもその時と同じ気持ちです。これからも地元堺市の行財政を把握し、住民の皆さんの意見を聞き、堺市政については堺市議と連携し、大阪府政に関することは大阪府議会で責任を持って発言していきます。

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堺市にお住まいで小学生・中学生の保護者の皆様、ぜひアンケートにご協力ください!(10問、3分ほどの内容です)


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