『 51%の理想と49%の現実 』
私が尊敬する政治家の言葉です。
政治は理想だけでは動かすことはできません。現実を直視して、バランスを取りながら行動することが必要です。これは本当に難しくて、私はまだまだ理想が強すぎると自分でも思います。
『きれい事だけでは政治はできない』、とも言われます。
「きれいごと」を辞書で調べてみました。
1 実情にそぐわない、体裁ばかりを整えた事柄。
2 手際よく美しく仕上げること。
上の使い方の「きれいごと」は、この1.2.というよりも「理想」という意味合いが強いと思われます。
その意味では「きれい事だけじゃ政治は出来ない」というのはその通りです。物事を動かすためには様々なアプローチを考えなくてはいけません。しかしそれを免罪符にして肝心の「きれい事」を見失っている政治家が多いように感じています。ですから私は敢えて言いたい。「きれい事だけでは政治は出来ない。しかし、きれい事が無くては政治は出来ない」と。
理想を失った時は政治から身を引き時だと考えています。政治家は「きれい事だけでは~」と口にする前に、しっかりと理想を持つことから始めなくてはいけませんし、有権者も「またきれい事」と冷ややかに言う前に政治家が理想を持っているか見てほしいと思います。理想が無い政治家に日本の将来を任せたいとは思わないでしょうから。
--------------------------------
過去の関連記事