何とも言えませんね。
内閣改造から3週間しか経っていないとか、民主党政権になって8人目の法務大臣も辞めた、と報道されています。
そして、野田首相の責任を大きく取り上げる。
私はマスコミの責任は重大だと思います。
確かに、暴力団関係者との交際は看過できない問題だし、首相の任命責任もあるかもしれません。
しかし昨今のマスコミは、まるで「メディアの力を使ってどれだけ早く辞めさせるか」を競っているように感じます。そして辞めたら辞めたで「無責任」とこき下ろし次のターゲットに標的を定める。
日本の首相や大臣がコロコロ代われば、政権が安定しないのは当然として、海外から日本という国が軽く見られます。すると、日本の政府首脳としっかりと交渉しようとか日本に思い切った投資をしようという気が薄れます。そうなれば、ただでさえ何重苦も抱えている日本の企業はますます窮地に立たされます。日本の企業が経営的に苦しくなれば、それらをスポンサーとしてCMを流すことで成り立っているマスコミも苦しくなる。
マスコミが政府の失策を必要以上に非難して、辞任の動きを加速させることで、結局は自分の首を絞めることに繋がります。不正の追求は必要ですが、「木を見て森を見ず」では世論を形成しやすいマスコミの責任を果たしているとはとても思えません。いつになったらマトモと感じられる報道体制になるのでしょうね。
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