ファッション通信販売サイト「ゾゾタウン」を経営する社長がツイッターで失言をしたことが話題になっています。


「ゾゾタウン」はスタートトゥデイという会社が運営するサイト。ツイッター上で一般の方が「送料が高い」とつぶやいたことに対して、


「詐欺??ただで商品が届くと思うんじゃねぇよ。お前ん家まで汗水たらしてヤマトの宅配会社の人がわざわざ運んでくれてんだよ。お前みたいな感謝のない奴は二度と注文しなくていいわ


と反論。さすがに社長自らがこれはちょっと・・・という気がしますが、より敏感に反応したのは株式市場。


大阪府議会議員 永藤英機オフィシャルブログ


18日に業績の下方修正が発表されており、19日の株価が大きく下がっています。そして問題のツイートは20日。下方修正を受けて19日ひと通り売られた後の終値が908円、土日をはさんで問題発言後の22日の安値が863円なので、一言のツイートで単純計算で5%下げ、発行済株式数は約1億1千万株時価総額が50億円近く減少したと考えることができます。(全てがツイートに起因するとは限りませんが) ※23日時点では882円まで戻しています


ツイッターは効果的な情報発信のツールですが、内容に気を付けないと「場外」でこんな事態に陥る危険があります。少し前にも市議会議員がツイートの発言が元で辞職していますし、便利なツールを手に入れたと同時に己の首を絞めることにも繋がり兼ねないという認識が欠かせませんね。私も気を付けなければと改めて思った今回の話題でした。


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