前回、「自らを売り出す人達」という記事を書いたのだが、その他にも自分を売り出す方法として
本や映像を出版する、ということがある。
出版物(武道雑誌や単行本)にすると世間では(きっと有名な人なのだろうな。)と勘違いするので
売り出す方法として良く用いられるが内容を見て買うに値する本かどうか吟味する必要があると思う。
下の写真の本は私が上原先生から直接頂いた本の一部です。
先生は本やDVDを幾つも私に下さいました。
本部御殿手について書かれた本の中には「見るべきではない。」と上原先生が仰った本も有る。
高校の教諭でありながら大学教授であると偽り、ご丁寧に大学教授の肩書の入った名刺まで作って
先生に渡した人物が書いた本が「見るべきではない。」と上原先生に言わしめた本だ。(先生 談)
平成4年に破門状と共に出版社へも再版しないようにという申し入れをしたにもかかわらず
未だに出回っており入門希望者が購入してしまうという残念なことが続いている。
本の中をよく見ると解るのだが上原先生の写真を多用しているけれど
それを再現しているはずの本人の姿は上原先生のやり方とは違っているのが分かるはずだ。
それが分からないというのは多分、武を見る目が無いのだろうと思う。
もしくは、あまりに初心者過ぎてワカラナイか、だ。
空手関係者で、この人物の本をサイトで紹介しているのを見た時は
(あぁ、この紹介者は武を見る目が無いのだな・・・・)と私は思った。
応用は基本が土台になって行われるので基本がしっかり見受けられるはずだが
それが全く別なモノだと、もはや本部御殿手ではないはずである。
この本についていえば素手も全く異なるものだが2刀の剣がまるで違う。
剣を持って立っている姿からして、もう違うものだということが分かる。
私は上原先生から頂いた沢山の映像からフェイスブックやYou tubeに動画などを出しているが
それは、これらの映像や写真を市販の他の出版物やDVDと見比べて欲しいと思っているのだ。
そうすれば、お金を出して買うべき価値があるのかが解る と思う。
自分の名前だけでは売れないから「冠」を被っている物が沢山あることを知ってほしいと思います。