台風が沖縄を直撃しそうだというので稽古をどうしようかな‥・・休みにしようかな
と思いつつ昨日の夕方のニュースで台風がそれそうだと分ったので雨が降ったら
沖縄市の武道場、降らなかったらいつもの通りサンセットビーチと連絡して今朝の
午前6時の空を見たら雨は降りそうになかったのでサンセットで練習するという連絡を行った。
それで行ったみたら、こんな空でしたが、さすがに人出は少なかったです。
いつも通り2刀で浜はしりをした後に私が長刀を持って後ろ受け身の相対稽古をつけました。
その後は芝生に上がって素手の型やヌーチクなどの武具の型などを行った。
中盤は長刀の型や木刀などで基礎の稽古を行い終盤は浜千鳥の練習を行った。
二人が木刀の基礎稽古をしているときに後方で見ていた観光客の御夫婦が私に声をかけてきました。いつもの事なので簡単に流派の紹介などを行なったらご主人が
「失礼ですが青いTシャツの人の方が上手いですね。入門して何年くらいですか?」
と仰ったので「眼力が有りますね。仰る通り彼の方が入門して長いです。」と答えると
「次の動きの時に腹から丹田から動いていて中心線がしっかりしていますね」とさらに仰り
さらに暫くして「なんというか・・・踊りにも似ていますね。」と仰ったので驚きました。
そして私が「ええ、私たちは琉球舞踊を踊る練習も有るんです。」と答えると
「えっ、そうなんですか?」と驚いていました。
「これから琉球舞踊の練習もします」と云うと「拝見しても良いですか?」と仰るので
「ええ、どうぞ。」と答えて浜千鳥の練習に入って色々と手の指導などを行って
稽古を終了したころには、いつの間にか見学していた御夫婦はいなくなっていた。
私達は多くの人の目につく野外で稽古を行っていますが、これほど先入観の無い目で踊りまで
見抜いた見学者は初めてでしたので、ちょっと驚きました。
以前の見学者では私たちの棒の練習を見て「剣の動きに似ていますね」と仰った方もいましたが
「踊り」という言葉まで発する人は初めてでした。
見抜く人は見抜くものだな・・・と思いました。