2年ぶりの知能検査 | ダウン症長女(11歳)と健常児の息子(9歳)を働きながら育てるママのブログ「ダウン症児は天使じゃありません」

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ダウン症児は天使じゃありません。これは、よくダウン症の子は天使、という方がいますが私個人的には「子どもはみんな天使」と思っていて、実際、天使なときもあれば悪魔なときもある、ごく普通の可愛いと子どもです。

なづは@小学2年生になりました。(もう秋だけど)

変わらず普通小学校の支援学級に通っています。

同級生も変わらず、女の子が3人、男の子が1人。

楽しみにしていた1年生は男の子が1人だけ。

登校するなり脱走するなどなかなかやんちゃな男の子です。笑

 

基本的には1〜2年生の5人が一緒に授業を受けています。

(国語・算数は学年別ではなくレベル別)

 

先日、いつも通っている民間の言葉の教室で、2年ぶりにK式の知能検査を受けてきました。

こちらの教室は母子同席で、知能検査を何度かに分けて丁寧にやってくださるのでとてもありがたい。

どの問題ができていて、どの問題ができていないかを目の前で見ることができます。

※区の児童相談所などは母子分離で検査を受けることが多い。

 

就学前に受けたときは全体の数字が55でした。

生活年齢の約半分ちょっとの精神年齢です。

(知的障害レベルは軽度)

ダウン症の子供は成長が進むにつれて、健常児との成長の差が開いていくのでこの数字は少しずつ下がっていくのだろうなと予想はしていたので、今回の検査次第では手帳を中度に更新することも検討していましたが、結果的には全体で54という結果でした。

 

手帳の度数変わらず。

中度になったらなったで、手当も増えるかな〜なんて考えていたのですが、変わらずです。

※というか今は収入の関係で全く手当はもらえてないのですが中度になったらもらえるかなと期待していた。。。

 

判定が変わらないということは、本人が成長してくれている証拠でもあるので、それはそれで嬉しくもありました。検査を側で見ていると、本当にできることがたくさん増えたな〜と感じます。

 

例:「青くて大きい帽子はどれ?」などの絵カード選び、就学前は2つ形容詞が入っているとカードをとれなかったのがとれるようになっていた。

 

相変わらずワーキングメモリーは弱いところかなと思います。

 

例:はさみを小さい箱の上に置いて などの指示は迷いが見られた。

たぶん最初の指示を忘れてしまっている。

 

何のための検査か?というと弱いところは療育で伸ばして行きましょう、ということです。

今回指摘されたのは、言葉の理解が4歳半レベルくらいなのに対して、発語が3歳半と、1年分の開きがあるということ。

 

ということは本人が、会話の中で伝えたいことがあるのに伝えられないもどかしさを感じることがあるかもしれないので、そのへんを注意して見て行きましょうとのことでした。

 

確かに、もうおしゃべりはかなり闊達で、ペラペラペラペラとお話しているのですが、如何せん滑舌が悪いので何を言っているのか聞き取れないことも多く、でも面倒なので「はいはい〜」とわかったフリして流してしまうことがあります。。。

 

そこは気をつけなければなと思いました。

 

相変わらず最近の悩みは、登下校について。

朝、少しずつ歩いて通える練習をと思っているのですが、最近は朝の行き渋りもあるので結局びゅ〜っと自転車で連れていっています。

 

帰りは週に2回、シッターさんと歩いて帰る練習中ですが、シッターさんが変わってからはあるきたがらなくなってしまい(優しいお姉さんなので甘えている…)試行錯誤して今は、学校の近くのバス停からバスで帰ってきています。(バス停までとバス停からの短い距離を歩く練習中)

 

しかし、このシッターさんがとってもいい方で、よくなづはのあのたどたどしいおしゃべりを理解してくださるな〜〜と感心してしまう。

いつも丁寧な完了報告を送ってくださるのですが、例えばある日の報告。

 

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今日は学童にお迎えにいき合流すると、
「今日の服かわいいでしょ?」と洋服を見せてくれました。
「かわいいね。ピンクなのもかわいい、Tシャツはラプンツェル?」と返すと
「ちがう!ぷりんせす!」と言われました。笑
「プリンセス好き?」と私が聞くと「うん!」と力強く答えてくれました。

また今日はランドセルが軽かったらしく「今日は軽いからだいじょうぶだよ!」とランドセルを背負ったままお家まで歩けることを教えてくれました。

校門近くを歩いていると、チュンチュンという鳴き声が聞こえてきて
「これなんの音?」となづはちゃんが言ったので「スズメじゃないかな?」と答えると
「ピンポーン!」とリアクションしてくれました。
なづはちゃんとの帰り道、このようなクイズを最近よくするのですが
初めて一発で正解をもらえた気がして私がとても嬉しかったです。笑

そのあとは、なぜかなづはちゃんがカラスの声真似をして歩いていました。
「かー!かー!」と大きな声で真似するので、
「そんな大きな声だとみんなびっくりしちゃうよ?」と言ってみたところ
「カラスが(このあたりに)いないから私が代わりに鳴いてるの」とのことでした。

今日は傘を持っていたので、傘をリモコンに見立てて私を動かす遊びもしました。
止まったり、早歩きをしてみたり、逆にゆっくり歩いてみたりとなづはちゃんが「ピッ」と信号を飛ばすたびに動いていたのですが
良かれと思って動きのバリエーションを増やしていたら「違う!」と言われてしまいました。
バスに乗車してからも遊びが続きそうだったので「しーっ!」と言って遊ぶのを控えてもらいました。

バスを降りてからは空を眺めたり、傘遊びを再開したりして楽しく歩きました。
マンションに向かう道の途中で、どこからかハンバーグを焼くようなおいしい香りがしてきて
「いいにおいだね〜!」と盛り上がりました。
「おうちではママがごはん作ってくれているんだよ!」と一生懸命話してくれました。
また、私が「ごはん好き?」と聞くと「うん!!!!!」ととっても元気よく答えてくれました。

そんなやりとりをしているうちにあっという間にお家に着きました。

最近、帰り道におしゃべりや遊びをしながら楽しく過ごすことが増えてきました。
なづはちゃんにとって充実した時間になっていたら嬉しいです。
 

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このように、短い帰り道ではありますが、シッターさんとのやりとりを楽しんでいるようです。

それにしても、送迎が大変なのでもういっそ学校の近くのマンションに引っ越したいくらいです。

実際何軒か内見に行きましたがうちも持ち家のため、貸すにしても売るにしても手続きが大変そうで、躊躇してしまいます。

あとこのあたりのマンションは全体的にむちゃくちゃ値上がりしている。。。

 

弟が1年生になるまであと半年。

来年はどうなることやらと想像もできない母です。