先日、娘の公文に行った帰りのこと。
うちは、近所の公民館でやっているくもんに通ってるのですが、公民館の隣に小さな公園があるので、くもんの帰りに公園に寄るのが娘の楽しみになっています。
で、先日の話。
ブランコに乗りたい!というので、公文の帰りに公園に寄ったところ、娘の大好きなブランコに先客が。
あるお父さんが、子どもを横抱きにした状態でブランコをこいでらしたので、てっきち赤ちゃん連れかな?と思ったのですが、近づいてみると、脳性麻痺のお子さんを連れたお父さんでした。
お子さんは、嬉しそうに「う〜〜あ〜〜」と声を出していました。
なんだか、その光景を見て感動してしまいました。
手足が動かない我が子にも、ブランコ遊びを楽しませてあげたい、とわざわざ車椅子で公園までやって来て、ひたすらブランコに揺られる父娘。
・・・と感動しながらも、いや待てよ、とも思いました。
本当にこの方は、お父さんだろうか??施設の職員さんかもしれない。
・・というか、勝手に感動している私だけれど、別にこの親子(仮)にとっては日常の風景なのかもしれない。
そんなふうに、客観的に見ることができるのも、私自身障害児の母親という経験をさせてもらってるからだろうなあ。
障害児の母親という響きがそもそも、なんだかとってもものものしく、重く感じられるかもしれないのですが、当の本人たちにとってはそれが日常というか「障害」がもう毎日のルーティンに組み込まれているわけで、別に特別なことじゃない。
生まれつき目が見えない、耳が聞こえない人にとってはむしろ、見えない、聞こえないことが当たり前の日常でなんら、特別なことじゃない。
この親子にとっても、公園でブランコに揺られるというのは、特別なことではないのかもしれない・・・
と思いつつ、やっぱり素敵な親子だなあと感じいってしまいました。