「ねぇ、違う?!」
とよく言われる。
モラハラ妻が攻撃態勢に入り、
こちらの反撃がないことがわかると、
あとは、相手に「Yes」と言わせることから始める。
「私の言っていること聞こえてる?」
「昔から何回も言ってきてるよね?」
「この間、あなたがこう言ってたの覚えてる?」
「ねぇ、違う?!」
と「Yes」を何回も言わせる。
安易な質問で。
これはミルトンモデル(催眠言語)の手法の一つだそうだ。
「子供が大事なんだったら、そんな行動できないでしょ?」
「あなたが家事を分担するとしたら、何ができるの?」
と言うのが【ミルトンモデルの前提】らしい。
前提を効果的に使って話をすると、無意識に深くメッセージを伝えることができる。
「みんな主婦はそう持ってるってどこにでも書いてあるよ」
「どんな本にもあなたが間違ってるって載ってるよ」
と言うのが【ミルトンモデルの主体の省略】らしい。
価値判断をしている存在を不明または曖昧にすることで、その意見を心の中で受け取りやすくなる
「あなたがそんなこともわからないから、こんなことになってるの!」
「そんなことも知らないで、よく父親って言えるよね。」
と言うのが【ミルトンモデルの因果関係】らしい。
人は、理由をつけることで受け入れやすくなる。
因果関係を持って2つのことを結びつけ、生きることで説得力が増す。
などなど、まだまだ例は出てくるけど、
モラハラ妻から出てくる発言は、
やり手のセールスマンの手法を上手く使いこなしている。
相手の真理に深く入り、
「自分が間違っていたんだ」
「自分がどうにかしないと」
と思い込ませる。
男のモラハラとは全然違うところはここだと思う。
無意味に偉そうに、力と暴言で喚き散らす男のモラハラと
心理的に精神に攻撃をする女のモラハラとは違う。
と僕は思う。
いろんなモラハラの種類はあっても、
この根本は変わらない。
女は女優で、そして優れたセールスマンだと思う。
男がかなうはずもない。