内容紹介
日本神話にも登場する三本足の伝説の烏、八咫烏(やたがらす)。本作「八咫烏シリーズ」は、人間の姿に変身することが出来る彼らの一族が、異世界・山内(やまうち)を縦横無尽に飛びまわる異世界ファンタジーだ。作者の阿部智里は史上最年少の20歳で松本清張賞を受賞してデビュー。『烏に単は似合わない』と同時間軸の『烏は主を選ばない』にはじまり、続く『黄金の烏』『空棺の烏』『玉依姫』『弥栄の烏』までの6巻で第1部が完結。平安王朝風のみやびな風俗と、日嗣の皇子・若宮と側仕えの少年・雪哉を中心とした魅力的なキャラクターたち、周到に仕掛けられた謎、天敵・大猿とのバトルなど、日本神話に通じる壮大な世界観が話題を呼びミリオンセラーを更新している。(公式サイトから引用)
毎週観てます!
しかも原作拝読
後宮の烏が好き
BLでも後宮のゴタゴタ大好きなのでね
ファンタジーのなかでも一二を争うくらいに好きです
主様のお后選びや
お后さまの後宮にまつわる世界のドロドロしたところとか笑
やばいですよね
この
『烏は主を選ばない』
の前に
『烏に単は似合わない』
があるのですが…
拝読してみて
な る ほ ど ~
と
作者の思惑というかミスリード、ところどころの計算され尽くした罠に引っ掛かり
その回収能力
にやられました…
タイトル付けも秀逸ですね
私は着付け教室に通いお稽古していたので着物の用語にはどんなジャンルでもかなり反応するのでこの『烏に単は似合わない』と表記されたタイトルから引き込まれました
ざっくりいうと『単』夏の着物のことを示すので
なんだろうなーとしか思わなかったのですが、この物語を拝読していくうちに、そしてアニメを観ているうちに🎉🎉🎉
あー、そういうこと!!
って楽しませてもらいました
単(ひとえ)という表記は一度しか出てきませんし、それが何を示すかは小説読んでの確認を♡作者の計算され尽くした骨格というのか
え?
は?
うあ?
はぁーー?
なるほど
そういう…
って毎回やってましたね(単細胞のほうが楽しめます…)
ネタバレになってしまいますから詳しくは避けますね
✨烏に単は似合わないのお話✨
この物語の中心となる4つの国の姫様が
真の金烏と言われている若宮に入内(じゅだい)=正室(おくさま)するのは誰か
を書いているお話(ざっくり)
なのです
アニメでも華やかなお姫様方が登場していたのでイメージがつくとおもいます
私がアニメで気になったお姫様は『あせび』さま
東国春殿(芸事)のお姫様です
世間知らずのお姫様っぽさ
うまい表現で
あ、またしてもこの気持ちになってしまった…
と
アニメ初見で気になる人も多かったのではと笑ってしまいました
その他に
北(軍事)の『しらたま』さま
西(文化芸術)の『ますほのすすき』さま
南(商人)の『はまゆう』さまの4人が出てきます
アニメでは原作読んで気がついたのですが
『烏に単は似合わない』『烏は主を選ばない』が
クロスオーバーしていて、両方読まないと意味不明…ってなることがあり(カンの鋭い方はおわかりになるでしょうが、凡人は…)キンドル・アンリミテッドで復習しましたよ…文庫本は処分してしまった…勿体なかった
アニメではタイトルが『烏は主を選ばない』ですから、若宮(真の金烏)と北家、垂水の雪哉が中心のお話です
非常にわかりやすく描かれていて雪哉の活躍がメインですね
小説に出てきた登場人物が描かれてないこともあり、これはどうなるのか?一巳はでてくるのか?早桃のこの先は…って期待してる
もちろん
この人は若宮にとっては味方?敵?裏切る?
この人の本心がみえねぇ…とか
この伏線はここに繋がったのか!とか
すいすい進む…
若宮に入内する姫君の話は『烏に単は似合わない』の方だから、
若宮の近習の雪哉となると『烏は主を選ばない』の着地点はそこなのか!と
カンのよいみなさまならお気づきで?
何話配信でいくのかなと情報先読みせず楽しませてもらおうかと思ってます
登場人物はどの方も魅力的で作者の方もコミカライズやアニメ化、実写化を望んでいたようなので万全を期して始まったものと思います😊
アニメ、実写化の問題がこの半年いろいろなところで目にしてますから、そういう問題を整えて来ているんだなと
アニメ観て感じました
また作者の方が小説で表現されていた着物の細やかな描写もアニメで確認でき、2度おいしい(お稽古通っていて良かったー)し、
20歳で松本清張賞?
賞のことは詳しく知らないのですけど、拝読してみて「賞」ものだなぁ…と納得です
未だにシリーズ続いているので少し先に進みたいかな
BLの作品も読んでますので時間は掛かりそうです
十二国記、途中で挫折したからな…
これはマイペースで頑張ろう!
声優目的にアニメ見始めましたが田村睦心さんが雪哉!ぴったりですね
入野自由さんも若様らしくない声が良い
澄夫は竹内栄治さん!応援してます
そして
長束さま(なつか)→若宮の兄に日野聡さん
もう目つきまで声で表現されてましたよね~
南家の敦房に河西健吾くん
これはめちゃくちゃ嬉しい!すごい演技が見られますね(ネタバレになる〜)
河西健吾くんはふわふわっとした柔らかい役柄より、重たい冷たい固い役柄が好きです
田中敦子さんの御前も怖っ…さすがです!
アニメ毎週楽しみ♡