孤児院からの親友で冒険の唯一無二の相棒。その相手であるカーマインに恋心を抱いていたライアだが、彼が好みの女冒険者を仲間にしようと言い出したことを機に、覚悟を決める。それは、カーマインへの想いを断ち切り、一人で『聖騎士の塔』で修業をして人生をやり直す、というもの。一方、相棒に去られて焦りまくるカーマインだが、離れたことでその存在の大きさに気づき、何年でも彼を待つことを決意する。塔を隔てて想い合う二人の、甘く切ない愛の記録。
カーマイン×ライア
ライアの一途の片思いからはじまりますが、ワンコ攻めさまの鈍さといいますが、それが良き塩梅で(笑)
攻めのカーマインが出会うヒーラーの女のコをパーティーに迎えるところで、ライアがカーマインから離れる決意をするのですが、もう泣きましたw←早
まだ二人は10代です
いつも一緒でいつも励まし合ってお互いの背中を守るというのか、ダンジョンでの阿吽の呼吸で魔物を倒していく
そんなパートナーを解消してライアは聖騎士の塔に挑むのです
カーマインは度々娼館で遊んだりしていたので、恋愛対象は女性だとライアは思い、告白して身を引き
戻ってこられないかもしれない塔で心身を鍛えながらダンジョンの中で魔物を討伐したり、トラップを見破ったり、エネルギーを得ていきます
離れてからお互いの存在を確認しあう彼ら
ライアはやはりカーマインのことを引きずり、いつも魔物に出会うとカーマインならこう動くから…と考えたりして一人でダンジョンをクリアする寂しさを感じます
カーマインはヒーラーの女のコとパーティーを組みダンジョンクリアしていきますが、やはり、ライアと同じように「ここで後ろからライアが致命傷を」と考えたり…でも実はキャリアのない冒険者初登録の女のコと一緒なので、しかもヒーラーだから戦力ではないのですね…
傷を負うカーマインを癒やすことに慣れるまで彼女も時間がかかるのよ
離れてからお互いの存在を確認し合う、恋愛未熟な幼馴染
萌♡ませんか?
二人それぞれの視点で書かれる物語は読み手側が相手の気持ちは?とワクワクしながら先に進む、恋愛ダンジョンなスタイルでした
ライアが聖騎士の塔で1階毎に丁寧に探索し、細かな違いをみつけ「これは何だ?」と興味をもちながら進んでいくと、その塔に住む聖竜様に出会います
そのお方にライアは気に入られ褒美など賜り、無事に聖騎士となって塔から出られるのですが、2年かかりました
カーマインはヒーラーの女のコとパーティーを解消して一人でダンジョンをクリアしていきながらライアへの気持ちに向き合います
ライアが戻ってきたら…と想像してあんなこともこんなことも…と妄想しながら自己処理をするのが可愛いのです
聖騎士の塔がよく見える宿にダンジョンをクリアしながら宿泊し、夕方門が閉まるまで出てくる人を待っている姿が健気なの
聖騎士の塔に挑む挑戦者や門番のおじさんたちと会話する姿もライアへの気持ちばかりで単細胞生物なワンコが不憫であり、可愛らしくもあり…(笑)
彼らが再会するときはヤバかった~
こっちまでつられて泣きました
カーマインの号泣
その理由も後日談が書いてあり、またまた涙
ライアの拙いエッチな想像(未経験)も可愛らしかったのですが、ワンコの甘えたがヤバくて!
カーマインは娼館に行っていただけあり、ゆっくり優しく丁寧に描写され(笑)ライアを思いっきり抱きしめ抱きましたね!
またライアですが、さすが男子と言いますか、オトコマエでした
自分もカーマインを愛撫する
その姿が拙くてでも一生懸命で可愛い
そんなライアを見るカーマインは爆発寸前!
彼らは一生一緒
めでたしめでたしでした✨
秋吉しま先生のイラストがかっこよです
Kindle挿絵あり
眼福眼福!
BL漫画のレビューはたくさんあるので
ここではBL小説やBLCDの感想が中心になりますが、今後もよかったらお付き合いくださいませ!
今年初めて挑戦したアマリリスの球根から大輪の花が咲きました!
シックであり可憐であり素敵なオトナのようなアマリリス
来年も咲かせてみたいです