望みを持っても、ママはやることがたくさんあるんだから、うまくいかないんじゃない?

わがままいうくらいだったら、望みは持たない方がいいんじゃないの?

今日は、そんな風に感じる人のための、「わがままとはレベルが違う自由」のお話です。


こんにちは。自信を育てる育児専門家 保健師マザーズコーチの中見真琴です♪

先日、こんな記事を書きました。




自分を抑える「〜べき」を取り払っても、大丈夫だよってお話。

でもそうなると、「好き勝手やって本当にいいの?」って心配が出てくる人もいるかもしれません。

「そんなことしたら、周りに迷惑かけるんじゃないの?」
「みんなが好き勝手やったら、収集つかなくなるんじゃない?」って。

優しいですね。

そして真面目ですね。

そういう風に考えてくれる人、思慮深くて大好きです。


確かにね、誰かと一緒にいるとなると、「自分のやりたいこと」と「他の人がやりたいこと」がぶつかるってことは、あり得ると思います。

じゃあどうしたらいいんでしょう?

母だから、女性だから、大人だから、諦めなきゃいけないと考える人は多いと思います。

でもね、どちらかが譲るとか諦めるんじゃなくて、

両方とも良くなる方法が、あるはずなんです。


先日書いた、私のやりたいことは「人の役に立つこと」。そして「喜ばれること」。

でもこれを全て満たそうとしたら、どうなるでしょう。

私は多分まず、相手がやろうとしていることを全部奪い取ると思います。

そして、『やってあげてるんだから』と言い始めて、

思ったように感謝がこないと、腹をたてるかもしれないなって思います。

それはもう、面倒な人でしかない(笑)

「喜ばれたい」「感謝されたい」の思いの押し付けは、嬉しくないですもんね。

だから、「望んでくれた人」に「望んだ形」で「喜んでもらえる」ために、自分を使うための仕組みを作っているんです。



この「やりたいこと」は、人によって違います。

自由を感じるための方法は、例えば「家族を捨てていきなりインドに行く」とかそんなことだけじゃありません。

「土曜日のこの時間だけは、1時間好きな時間をもらう」、というようなことで自由を感じられるかもしれません。


小さな子どもでも、「おもちゃを独り占めする」時期がありますが、

そのうち、「おもちゃを奪い合う」よりも「一緒に遊ぶ」ことを選ぶようになったりします。

それは、「遊びたいから独り占めする」という方法から、「譲り合って遊ぶ」という方法に変えただけ。

それは、諦めたわけではなく、方法を変えることでもっと楽しくできるという、学びです。


大人も、「自分のやりたいこと」と「他の人のやりたいこと」がぶつかるのなら、うまく行く方法を考えればいいだけ。

あなただけが自分を抑える必要はないんです。


あなたが自分を抑えていると、相手にその望みが伝わりません。

何より、自分で自分の望みがわからなくなっていたら、周りの人にわかるはずもありません。

まずは望みを持つことを自分に許可してあげてくださいね。