全国の一之宮・主要神社の行脚シリーズ。
2021/10/16
越後國（新潟県）一之宮 3社
①天津神社・奴奈川神社
②居多神社
③彌彦神社
2021/10/16(土)
①天津神社・奴奈川神社
〒941-0056 新潟県糸魚川市一の宮１丁目３−３４
拝殿
ここは拝殿の裏に回って参詣できるタイプ。
天津神社
ご祀神
天児屋根命 （あめのこやねのみこと）
天津彦々火瓊々杵尊 （あまつひこひこほににぎのみこと）＝ニニギ
太玉命 （ふとだまのみこと）
こちらは創建2,000年ほどという話が伝わっているが
中臣鎌足系の藤原氏（≒皇族外戚）の氏神である
アメノコヤネが祀られている以上、
こちらはフェイクだろうね。
何にも感じなかったし。
奴奈川神社
ご祀神
奴奈川姫命
八千矛命＝大国主命
こちらが本来の一之宮。
奴奈川姫は糸魚川一帯を支配する女王。
大国主命との間にタケミナカタとコトシロヌシをもうけた、
という話だけれど
さてどうだかね。
大国主とは違う者に侵略され、
手籠めにされたのかもしれんじゃないか。
古事記などに、そんなこと書くわけないからな。
②居多神社
〒942-0081 新潟県上越市五智６丁目１−１１
鳥居遠影
鳥居
拝殿
ご祀神
奴奈川姫命
大国主命
建御名方命＝奴奈川姫と大国主の子とされている。
③彌彦神社
〒959-0323 新潟県西蒲原郡弥彦村弥彦２８８７−２
鳥居
総門
拝殿
ご祀神
伊夜日子大神（いやひこのおおかみ）
＝天香山命（あめのかごやまのみこと）
イヤヒコノオオカミ伝承が、この弥彦村に数多残っているけれど
（おおざっぱに言えば
弥彦山の背後、長岡市野積に上陸
→縄文人に漁業・製塩・酒造りなどの技術提供して懐柔
→国内の悪神・凶賊を教え諭す
→稲作・畑作などを教えた）
なぜここなんだ、といえば
弥彦山が土地神（ヌシ様）の居場所だと
知ってたからだろうねえ。
拝殿の後ろに見えるのが弥彦山。
じゃなきゃ、わざわざ海岸近くに山が迫るような
ヘンピな場所に居を構えて
徐々に懐柔していくなんて【作戦】とるものか。
最後に土地の名を奪い、
存在を『なかったこと』にされた…
…それがこの地のヌシ。
名はない。
悪神・凶賊を教え諭す？
教え諭すんなら、共存でよかったろう？
わざわざ“悪い神”・“凶悪な賊”
そんな言い方する必要ないだろう？
これは糸魚川流域に住まう縄文人たち
そして土地神・精霊たちを
下に見た言い方だよ。
野蛮で下卑で、原始的で
自分たちが導いてやらねばならん、
そう思いあがった言い方だよ。
まさしく【大陸的な】発想だわ。
そりゃ、一部の縄文人たちが反発したろうさ。
イヤヒコノオオカミたちが行ったのは、
本当は
【融和政策という名の“侵略”そして“封印”】
というところだろう。
見えているものが総てじゃない。
…現在、この時代でも
全世界規模で同じことが起きてる
んだけどね？ 笑
下☟弥彦山からの佐渡島方面の眺め
中央左下寄りに見えるのが野積あたり。
※3つとも押してもらえると嬉しい※
